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ある日突然両親に先立たれてしまい、叔母である槙生(新垣)との同居生活を送ることになる人懐っこく素直な高校生・田汲朝(早瀬)。舞台挨拶に立つのが初めてとのことで「緊張して、始まるまで結衣さんに縋り付いていました」と照れ、新垣から「実際にどうです?お客様を見てみて」と尋ねられると「本当にビックリしています!優しいお客さんたちで本当に嬉しいです。こんなに観てくれる人がいるんだと、今の段階で感動しています」と初々しい返答で場を和ませていた。
また新垣は「原作に描かれている槙生ちゃんの魅力を、どうにか体に染みこませて映画に落とし込んで表現したいと思った。本番が始まる直前の“よーい”の瞬間に原作の槙生ちゃんの表情を思い浮かべる様にしていて、それをするとスイッチが入ったみたいにスッとセリフが言えた気がしました」と演じる上でのアプローチを明かした。
槙生の良き理解者で、二人の暮らしを見守る友人・醍醐奈々を演じた夏帆。「その場の空気がにぎやかにパッと明るくなるような存在でいられたらと思って、カメラが回っていない時も“なんだか賑やかな人が来たぞ!”と思ってもらえる様に、いつもよりも何倍もギアを上げることを心がけていました」と回想。これに新垣は「凄くそんな存在でした。夏帆ちゃんが来ると、現場全体の空気が入れ替わる様な華やかな空気になって、夏帆ちゃんが帰ると嵐が去ったように空気がガラッと変わった」と感謝した。
意外なことに、新垣と夏帆は本作が本格的初共演。夏帆は「10代の頃にご一緒したことはあるけれど、お芝居をするのは初めて。久しぶりにお会いした際に、まるで昔からの友人のようにフラットに受け入れてくれた。毎回結衣ちゃんに会うのを楽しみに現場に行っていました」と時を経ての再会に心底嬉しそうだった。
映画のタイトルに掛けて「行ってみたい国or行ってみたい世界」を発表。新垣は「宇宙」を挙げるも「実際に自分が宇宙に行って本物の宇宙を目の当たりにしたら凄く怖いと思う。自分がちっぽけに思えてドキドキしそう。なのでイラストなどで見るようなファンタジーな、開けた宇宙を見てみたい」とコメントし、かわいらしい一面を見せた。