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岩森(若葉)の敵・溝口を演じた伊勢谷にとっては久々の俳優業。「大変ご無沙汰しております!」と元気に挨拶し「ここでも俺は罰せられるのかと思った。10回殺されるのは仕方がないとは思いつつ、でも途中で嫌になりました」と自虐を込めて役柄を紹介した。さらに伊勢谷は「罰されて人がリカバリーして良くなるのかというと、それは社会的にあまりない。この映画は東欧に売れたそうですが、死刑がある国が多いので…」と意味深の持論を展開しだすと、若葉から「何かあったんですか!?」ととぼけたようなツッコミを受けていた。
さらに若葉が「クランクインしたばかりの時期に、伊勢谷さんが『俳優復帰か!?』と週刊誌に撮られていた」と打ち明けると、伊勢谷も「ホテルから寝ぐせ状態で出てきたところを撮られて…。無茶苦茶悪意がある。人が人に対してやっていいことなの?誰の役にも立ってないよ」とぶっちゃけ。すると荒木監督は「記事で“またペナルティか!?”とか映画のタイトルにかけて書いてくれるのかと思いきや、そうでもなくて何のPRにもなっていなかった」とユーモアのないその記事内容にガッカリして笑いを取っていた。
最後に主演の若葉は「娯楽が溢れかえった2024年に、俺は何を見たのかと思わせることが出来る作品を作れたと思います」と自負し「ちょっとでも悪いことをしたら殺してもいい、何を書いてもいいという今の変な時代はほとんど魔女狩りだと思う。その心のままでは日本としてもダメだと思う。本作は伊勢谷友介さんの復帰作です。今日のことを記事に書くのであれば、この映画にかけつつ抱腹絶倒な記事でお願いします!」と報道陣に呼び掛けていた。