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アパレルブランドを全国展開する株式会社パルグループホールディングス(大阪市中央区)は2024年7月5日(金)、奈良県下市町に複合型商業施設「KITO forestmarket shimoichi(キト フォレストマーケット シモイチ)」をオープンしました。
筆者はオープン翌月の8月に「KITO」を訪問。奈良県産の食材を使ったレストランや奈良県産の食材や加工品を販売するマルシェなど、施設の魅力を紹介します。
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「KITO forestmarket shimoichi」はパルグループホールディングスの創業者・井上英隆氏の故郷である奈良県下市町で2023年3月に閉校した下市南小学校の校舎をリノベーションし、奈良県の魅力を発信する施設として開業しました。
「もうひと手間を、あそぶ」をコンセプトに掲げ、建物の内外に小学校時代の面影を残しながら吉野杉や吉野ヒノキを使って、木の香りがひろがる空間に生まれ変わっています。
館内に入ると心地よい木の香りが感じられ、初めて訪れたのに心が落ち着く感覚になりました。
「KITO forestmarket shimoichi」の“校舎棟”は1階~4階までの4フロアで構成されています。
1階にはレストラン&カフェ「WOOD FIRE DINING」、醸造所「KITO SHIMOICHI BREWING」、マルシェ・ショップ、テイクアウト「KITO STAND」があります。
2階は作家やアーティストなど地域の文化を発信するフロアとして「ギャラリー」や体験ルームを設置。近郊の作家やアーティストによる展示販売や体験イベントを行っています。
3階にはレンタルオフィスを、4階は下市町の魅力を伝えるハブの役割を担うスタジオやフリースペースを設けています。
旧体育館を活用したキッズスペース「WOOD PARK」では、割りばしの端材を使用して作られた迷路や登れる本棚が楽しめます。
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校舎棟1階のレストラン&カフェ「WOOD FIRE DINING」ではピザ、カレー、かき氷(夏季限定)、スイーツなどカジュアルなメニューを提供。店内のテーブルや椅子、料理を提供するお皿には吉野杉が使用されています。ピザは店内に設置した窯で、薪火を使って焼き上げられています。
マルシェでは下市町だけでなく、吉野エリアや奥大和地域で作られた農作物や加工品を数多く販売しています。
月替わりで生産者をピックアップする、黒板を活用したMAPも設置。どの商品がどの地域で作られているのか一目で分かるようになっています。
筆者が訪れた時は奈良県産の小松菜や茄子、さかもと養鶏(五條市)の赤卵「白鳳卵」、よいよい(下市町)の「柿の葉寿司」、雀堂(大淀町)の「やきもち」などが販売されていました。
テイクアウトスタンド「KITO STAND」では、下市近郊の副原料を使用したジェラートと奈良のスペシャリティー珈琲店「ROKUMEI COFFEE」(奈良市)が手掛けるキトのオリジナルブレンドやカフェラテが味わえます。
醸造所「KITO SHIMOICHI BREWING」は下市の薬草やフルーツをふんだんに使ったオリジナルのクラフトビールを製造しています。クラフトビールはレストランのメニューとなっているほか、マルシェでも購入することができます。
KITO forestmarket shimoichi公式サイト