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株式会社Sydecas(シデカス、本社:神戸市中央区)は「NINJAFOODS THE NUTS BAR(ニンジャフーズ ザ・ナッツバー)」をリニューアルしました。オーツ麦入りにしてパッケージも変更。買い求めやすい価格に値下げしています。
独自の結着成型技術「NinjaFoods(ニンジャフーズ)」でピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類を固めたナッツバー。低糖質で高い栄養価、グルテンフリーなどの特徴があります。NinjaFoods公式サイトから購入できます。
Sydecasは2016年4月、介護・医療業界向けに衣料雑貨の企画・販売事業を行う会社として設立しました。
介護・医療現場で「食」に困っている人が多いことを目の当たりにしたことや、寄玉昌宏代表が慶應義塾大学大学院SDM研究科で日本の食文化を研究していたことから、「食とヘルスケア」領域での事業展開は設立当初からの事業構想でもありました。
2019年にこんにゃくをつかった植物性結着素材「NinjaPaste(ニンジャペースト)」と出会ったことで、「食とヘルスケア」領域での事業展開の実現に向かって加速。「NinjaPaste」を使った様々な研究開発を重ねながら、未来の食を提案していくフードブランド「NinjaFoods(ニンジャフーズ)」を立ち上げました。
Sydecasの独自素材「NinjaPaste」は、通常のこんにゃくを固めきらずにペースト状に保つことに成功した、次世代の植物性結着素材です。
他の素材に混合した後、加熱・冷凍・乾燥のいずれかの操作を行うことで、対象の繊維を補強。不可逆のゲルを形成するため、強力な結着成形を実現します。
小麦グルテン、卵、水飴類を使わずに素材の良さを活かした食品の成型が可能。成型後はレトルト加工や冷凍保存への耐性もあります。
Sydecasでは「他の素材系スタートアップと協働して『次世代食のカタチ』を作ります」としています。
Sydecasでは「人が食事をするのは、栄養をとるためだけでなく、食べる行為そのものが楽しいからである」と考えています。
一方、糖尿病・高血糖・肥満・アレルギーなどによって食事に制限がある人は世界に数多く存在します。Sydecasは「食の制限」を超え、あらゆる人が「食べる」ことを楽しみ、ウェルビーイング(well-being)」を高めるために食物繊維の働きに着目。こんにゃくの食物繊維「グルコマンナン」を用いた結着成型と食感創成の技術開発を行っています。
Sydecasによると、「バインダーレス」のスナック成型は、イスラエルのスタートアップ企業などが先行していますが、専用設備の導入が必要でした。
「NinjaFoods」の結着成型技術を利用すれば、専用設備がなくても焼くだけ・乾燥させるだけで成型ができます。水飴やチョコレートのように加熱して溶かす必要がないため、光熱費のコストカットが図れるほか、環境に配慮した生産が可能となります。
成型後は高熱でも溶けないため、温暖化の進む環境でも商品がべたつくことがありません。また、完全植物性のため、ハラールやヴィーガン関連の商品への活用も可能です。
NinjaFoodsの成型技術は、アラブ首長国連邦・ドバイ、スペイン・バスク、アメリカ・シリコンバレー、シンガポールなどで高く評価されているそうです。
※2024年7月26日時点ではSydecasの素材はハラール認証やヴィーガン認証は取得していません。
「NINJAFOODS THE NUTS BAR」は低糖質、高い栄養価、腹持ち抜群、グルテンフリー&シュガーフリー、カロリー控えめなどの特徴をもつナッツバーです。
独自のコンニャク加工技術でナッツ類を固めて、おいしく焼いた甘すぎないお菓子に仕上げています。
使っているナッツ類はピーナッツ、アーモンド、くるみ、パンプキンシードなど。水溶性の食物繊維「イヌリン」も配合しています。「ナチュラル」「ココア」「ソルト」の3つの味をそろえています。