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最近の日本のタバコ事情は、目まぐるしく変化しています。
なんだか分煙化が進んできたなぁと思いきや、加熱式タバコが登場し、さらには改正健康増進法が成立。世界に比べればまだまだ緩い、という声もありますが、それにともなって愛煙家の意識やマナーも変わってきたような印象です。
そういうボク(編集部S)も、まだまだタバコが手放せないひとりであり、流行りものにも弱いタイプ。
基本は紙巻き派ですが、これまでに加熱式もひと通り試してきており、いまのところは喫煙可能スペースでは紙巻き、クルマやテント内では加熱式と、シーンや状況によって使い分ける併用型に落ち着いています(アメスピとグローを併用)。
アイコスやグローのような高温加熱式タバコは、紙巻きに比べるとニオイも少なく、灰やいわゆる煙が出ないという点と、吸いごたえが紙巻きに近いという点で支持されていますが、プルーム・テックはまた違った路線です。
加熱式には変わりないのですが、30℃という低温で加熱しているため、独特の穀物的なニオイがなく、すぐに連続で使用できるお手軽感がウケています。
ただし、従来のプルーム・テックは、吸いごたえという面では高温加熱型には遠くおよばない印象で、以前すこし試したことはあったけど、タバコとは別物として捉えた方がいいくらいの感じでした(個人の感想です)。
そこでやっと本題ですが、JTから加熱式タバコの新シリーズとして2019年1月に発売された「プルーム・テック・プラス」を試してみることに。
これまではオンラインショップかploom専門店でしか購入できませんでしたが、2019年4月には6都府県(宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県)のコンビニやタバコ専門店で販売開始され、7月には全国導入を控えている話題のヤツです。
従来のプルーム・テックと比べると、見るからにボリュームアップし、実際に太く、長く、重くなりました。が、手にとってみるとあまり違和感はありません。
中央のボタンを素早く3回押して電源オン。吸い込むだけで作動していた前者に比べて若干の手間はあるけれど、おそらく内蔵リチウム電池がパワフルになっている分、安全面を考慮してのことかと。
加熱温度が40℃にアップし、リキッドタンク方式に変更されたことで、吸いごたえと蒸気量が格段に上がった印象。
プルーム・テックは、紙巻きで例えるとタール1〜2mg程度の吸いごたえに対し、プルーム・テック・プラスは5〜6mgくらいでしょうか。見た目通り、パンチ力が違いました。
もうひとつ驚いたのはニオイ問題。
じつは我が家、紙巻き・加熱式ともに、自宅で喫煙する際は「換気扇下」と決まっており、アイコスやグローでさえ、こっそり別部屋で吸ったらバレてしまうほど敏感な同居人がいるのですが、プルーム・テック(プラス)の場合は、すぐ隣りで使用していても気づかないくらい「まったく匂いがしない」とのこと。
自分では気づきにくいニオイ問題ですが、周囲の反応が変わったのは驚きでした。
低温加熱式(プルーム・テック)の利点である、ニオイ1%未満、健康懸念物質99%以上カットといったクリーンさはそのままに、吸いごたえが大幅にアップしたプルーム・テック・プラス。
クリーンかつ使用満足度も高い、ある意味で周りにも自分にも優しい低温加熱式タバコの登場に、またボクらの喫煙スタイルが変わるのは必至。
普段使いはもちろんですが、自分的には、キャンプ時にテント内が臭くならない(ニオイがつきにくい)、釣りに出かけてもゴミが出ないというのも高ポイント。
早速、外遊び道具の常備品として仲間入りさせたので、これからのシーズンが楽しみです。