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アウトドアラバーの頼れる相棒として名高いSUBARUのSUV「 フォレスター」がモデルチェンジした。そんな話題のフォレスターに乗り込んだのは、最先端を走るクリエイター3人。外遊びの楽しさに魅了された彼らが向かったのは、意外にも都心から30分の横浜ベイエリアだった。彼らがハマる東京湾のアーバンフィッシングに密着すると、そこには都会の海とは思えないモンスターとのエキサイティングなファイトが待っていた。
今回、フィッシングトリップに向かうのは、ブレイクビーツユニット「HIFANA(ハイファナ)」のジューシーさん、ジューシーさんの兄でイラストレーターのMAHAROさん、アパレル系営業マンのイオリさんの3人。イオリさんとジューシーさんはこの日、3人で立ち上げたブランド「WO」のアウターに身を包んで登場した。
時代の最先端を行くクリエイターでもあり、外遊び好きでもある3人は、自他ともに認める釣りフリーク。この日も3人でクルマに乗り込み、なにやら都会で楽しめるエキサイティングな釣りに出かけるという。
3人が釣りのお供に選んだクルマは、フォレスター・アドバンス。ハイブリッドシステム「e-BOXER」を搭載するモデルで、オフロードの走破性はもちろん、街乗りや高速も快適で、都会の遊び人たちには最高の相棒だ。
それぞれがこだわりのタックル、ルアー、クーラーボックスなどを持って集合。3人分の荷物をフォレスターのカーゴルームへと積み込む。
「リアゲートが電動で、開け閉めをボタン一つでできるのは嬉しいよね。早朝に出発する時でも、バタンと大きな音が出さずに閉められるから周りに気を使わなくていいしね」
リアシートは6:4分割可倒式なので多彩なシートアレンジで荷室を自在に拡張。片側だけを倒せば3人が乗っても、釣竿のような長尺物を積むことができる。しかも、リアシートはカーゴルームからスイッチ操作で簡単に倒すことができるのも嬉しいところだ。
荷物を積み終わったら、都内を出発。第三京浜で30分の横浜ベイエリアへと向かう。今回は午後出船のボートをチャーターしたので、集合は午前11時とゆっくり。3人がフォレスターに乗り込んだところで、出発だ。
「アクセルを踏むとパワフルに加速するところが気持ちいいね!」
フォレスター・アドバンスは2.0L直噴エンジンにモーターを組み合わせた「e-BOXER」搭載モデル。燃費がいいのはもちろん、アクセルをひと踏みした瞬間からスムーズに加速するので、発進と停止を繰り返す街乗りや、高速道路の合流も快適。車内は振動も少なく静かで、リアシートも含めて3人で釣り話に花が咲く。
都心から30分。第三京浜を降りて、海沿いにビルが並ぶみなとみらい方面へ。フォレスターに似合うフィールドはなにもオフロードだけではない。その精悍なスタイルは、ハイセンスな横浜の街にも映える。
横浜ではまず3人が向かったのは釣具屋。大通りから一本入ると細い路地も多いが、フォレスターなら最小回転半径が5.4mで、街中での取り回しも楽だ。クルマをさっとコインパーキングにとめたら「上州屋 関内店」へ。シーバスフィッシングのコーナーでルアーをチェックする。
ルアーを選びながら笑いが絶えない3人。実は晩秋は東京湾で「ランカー」と呼ばれる80センチを超えるシーバス(スズキ)を狙うビッグチャンス。思わず笑ってしまうほどデカいこんなルアーにも、このシーズンなら魚が食いついてくるという。今日の遊びは楽しくなりそうだ。
釣具屋を後にした3人。横浜中華街を通り過ぎたらすぐに新山下のマリーナに到着した。今回お世話になるのは、東京湾シーバスガイドサービス「アイランドクルーズ」。有名タレントやミュージシャンもお忍びで通う評判のガイドだ。シーバス、クロダイ、メバルなど東京湾の釣りをガイドしてくれるが、晩秋の時期はなんと言ってもランカーサイズ狙いのシーバスが人気。
「このデカいルアーで釣れたら気持ちいいだろうな!おれはこれで狙ってみるよ」
ただ釣るだけじゃなく、釣り方やスタイルにもこだわる。それが都会派フィッシングの楽しみ方。それぞれのスタイルに合った闘いの準備を済ませたら、いよいよボートへと乗り込む。
新山下のマリーナを出航。アイランドクルーズは小型のボートだから少人数でチャーターできて、気のおけない仲間たちと釣りを楽しむにはピッタリだ。
港を出るとすぐに横浜ベイブリッジ。さらにベイエリアの工業地帯を横目に船を走らせること約30分。
到着したのは、東京湾アクアラインが目の前を走る沖合のポイントだ。
ボートを止めると、頭上には鳥たちが円を描くように空を飛び、水面がざわついている。
「こんな時は水面下でシーバスが小魚を追い回している可能性が高いですよ」
遠藤船長の言葉に3人のテンションは一気に高まる。
さっそく表層近くを攻められるルアー「ミノー」を投げて巻いてくるといきなりヒット!ロッドが曲がり、水面を割ってシーバスが跳ねる。小さいながらもファーストフィッシュをキャッチ。それからしばらくヒットが続き、船上は賑やかになった。
全員が小さいながらもシーバスをキャッチしたところで、ボートを走らせてポイント移動。遠藤船長の指示で、ルアーをボディが小刻みに震えることでアピール力が高い「バイブレーション」にチェンジ。キャストしたら沈むまで待って、深みから探っていく。すると狙い通りにサイズアップしたシーバスが釣れだした。
ラインが出るほどに泳ぐ魚がかかった。上がってきたのはスラッとした筋肉質な体形に、凶暴な歯がかっこいいサワラだった。
と、人知れずロッドを大きく曲げてファイトしているHIFANAのジューシーに他の2人が気づき、視線が集まる。魚がかかると思わず無言になるタイプのようだが、心臓のBPMは確実に上がっている。強い引きを楽しみながらも慎重にやりとりして船に寄せると、水面下に大きな黒い影が見えてきた。
「デカいよ!バラさないようにね!」
船長が慣れた手つきでネットを入れてすくいあげた。
大物の正体は、83.5センチ、6キロもある、まさにモンスターシーバスだった。
「よくぞやってくれた!」
仲間も笑顔で祝福だ。都会の足元の海にこんなモンスターが潜んでいる。遊び人である3人だからこそ知っている都会の別の顔だ。
この後もヒットは続いたものの、あのモンスターを超えるシーバスは姿を現さなかった。日没とともにロッドを仕舞い、船首を横浜へと向ける。
ドラマチックに変わっていく空と、工業地帯のライトアップを眺めながら船を走らせる。港が近づいてくると、みなとみらいの夜景が待っていた。
愛用の釣り具と、魚で重くなったクーラーボックスをフォレスターのカーゴルームに積んだら、すっかり夜の装いになった横浜の街を背に、東京へと向かう。
「ツーリングアシストがあると帰り道が楽だね!」
さらに進化を遂げたアイサイトを搭載するフォレスター。全グレードに搭載されるツーリングアシストは、高速道路での帰り道、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動的に制御してくれる。運転負荷が大幅に減るので、たっぷり遊んだ後の渋滞でも疲れを感じさせないドライブを楽しめる。
都会の海に潜むモンスターを仕留めるというドラマチックな展開が待っていた今回のシーバスフィッシング。帰りの車内でも、モンスターとのファイト話や次の釣行計画で盛り上がった。さぁ、次はフォレスターに乗ってどこで遊ぼうか?
Photo/Shouta Kikuchi、Takuma Utoo
【SPEC】全長4625×全幅1815×全高1715mm ホイールベース2670mm 車両重量1640kg 2.0L DOHC 直噴+モーター(e-BOXER) 燃料消費率18.6km/L(JC08モード) エンジン最高出力107kW(145PS)/6000rpm エンジン最大トルク188Nm(19.2kgm)/4000rpm モーター最高出力10kW(13.6PS) モーター最大トルク65Nm(6.6kgm)駆動方式AWD(常時全輪駆動) 車両本体価格309万9600円~