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2017年8月31日に100台限定で先行導入された新型ルノー カジャー。Cセグメント級SUVに少しでも早く投入したいというルノー ジャポンの意向を受けて確保された限定車でした。
導入限定車の投入から半年以上経ち、4月5日、カタログモデルが登場。4月12日(木)から発売されます。「インテンス」のみとなるカタログモデルの価格は、3,470,000円。ボディサイズは、全長4455×全幅1835×全高1610mm。
日産キャシュカイの兄弟車であるルノー カジャーは「CMF」と呼ばれるC/Dセグメント用プラットフォームを使い、日産エクストレイルとも車体は同じです。
ライバルは、好調なセールスを続けているプジョー3008を筆頭に、トヨタC-HR、日産エクストレイル、三菱エクリプス クロスなどの日本勢もライバルになり得るかもしれません。
しかし、そこはルノーですからフランス流の乗り味が確保されているほか、200mmのロードクリアランスなどにより、FFでもラフロードなどの悪路に対応。
エンジンは、プレミアムガソリンを指定する1.2Lの直列4気筒直噴ターボで、131ps/205Nmというスペックで、メガーヌ同様に、ゲトラグ製の湿式7速デュアルクラッチトランスミッション(7EDC)が組み合わされています。
きついアップダウンが続く山道でも走行モードを「ノーマル」にしていれば、十分にトルクフルで、サイズを感じさせない軽快さも味わえます。
しかし、カングーまではいかなくてもルノーらしいゆったりした動きもあり、やたらスポーティなSUVはちょっと……というルノーのファンにも支持されそう。
一方で、225/45R19サイズのコンチネンタル製「コンチ・スポーツ・コンタクト5」は少しオーバースペック感があります。ルノーらしく、足がよく動く割にタイヤサイズが大きいため路面からの凹凸を直接伝えがち。
ボディ剛性感も高く、足の動きが滑らかであるため、不快ではありませんが、おそらく、本国にあるという17インチタイヤの方が乗り心地とのバランスではよりマッチしそうです。
そのほか、エクストレイルを想起させる(実際はほぼ同じ)使い勝手のいいラゲッジには、フロアボードを用意し、上段に設置したり、下段に置いて高さを稼いだりできるほか、パーティションとして荷室を半分に使えるなど、利便性の高さも盛り込まれています。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)
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