イレギュラーな配色が機能以上に魅力的な、サムボブのアクティブフーディ。

生物学者であり、バックパッカーであるサムが自身のためにつくったハイキング用フーディをきっかけに、2021年に創業したまだ若いガレージブランド「SAMBOB（サムボブ）」。

今回は、ポートランドのアトリエでハイカーのためにハンドメイドで製作している、アメリカのスルーハイカーから愛されるアクティブインサレーションをピックアップ。素材はポーラテックアルファダイレクトと帝人オクタの2種を、配色もそれぞれ異なるので、これは嬉しい悩み!?

機能的なのはもちろん、スポーティになりすぎず肩の力を抜いて着ることのできるゆるい雰囲気が魅力だ。

アルファ90フーディー2　¥33000

デザイン自体はシンプルながら、オリジナリティあふれる切り替えのマルチカラーがほかとはひと味違う。じつは、この配色はサムさんに完全にお任せとなっており、毎回選べる色や厚みが異なるため、ハンドメイドならではの一期一会の出会いなのもポイント。

サイズ感や細かいデザインも秀逸で、バラクラバ状のフードは余裕のある大きさなので、比較的ゆったりと着用でき、身幅もゆとりのあるサイズ感なので、窮屈さも感じず、カジュアルな着こなしが楽しめる。サイズ展開はS、M、L、XLを用意。

サムは、コロナ禍の暇つぶしの趣味として縫製を学びウエアを作りはじめ、その独創的なデザインとセンスは口コミやSNSをとおして瞬く間に広がり、「SAMBOB（サムボブ）」が誕生した。

カラバリは、オフホワイト/モス、ネイビー/ブラックの2色展開。ポーラテック社から余剰生地などを随時買取り、そのなかから生地を選びカスタムオーダーに対応するため、毎回選べる色や厚みも異なり、また同じ配色に出会えるとは限らない。

ポーラテックアルファダイレクトは、ロフト繊維が体温を閉じ込めて暖かさを保つと同時に、カ
ラダを動かすことによって発生する熱や汗を継続的に放出して活動中の不快感を防いでくれる。

オクタフーディ2　各¥33000

こちらは帝人のオクタを使用したモデル。カラバリは、プラム/ラピス、スティールブルー/ディープティールの2色展開。アルファダイレクトとオクタ、2種の素材の特性を理解しつつ、配色も考慮したうえでセレクトしたい。

オクタは多孔質生地で速乾性に優れ、アルファよりも吸湿性が高く汗をかいても乾きやすい。表面はメッシュ素材で、レイヤード時に干渉しにくく、体温を閉じ込めることで暖かさをキープする。

（問）BSR　tel：06-6531-9033　bsr.co.jp

Photo／Shouta Kikuchi

情報提供元： GO OUT