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『ツリジャンキーEP』なんてアルバムタイトルからもわかるように、ラッパーのY’Sさんは無類の釣り好きとして有名だ。現在は、淡水・海水を問わないというその釣りライフは、自身のYouTubeチャンネル『ツリジャンキーTV』で発信されているが、こちらのチャンネルでとくに人気なのは、Y’Sさんによる釣りアイテムの紹介動画。
なるほど、当日持参してもらったアイテムの数々も、普通の釣具屋ではまずお目にかかれないレアものばかり。さぞやメーカーやショップからのサポートも手厚いんだろうな……なんて思いきや、「全然、みなさんと一緒! めちゃくちゃ調べて、探して、お金を使っている」のだという。
曰く、16歳でターンテーブルを手に入れ、レコードを買い漁る日々をはじめて以来、ディグることの楽しさに目覚めたのだそう。時間とお金を費やし、自分で探し当てることにこそ趣味の醍醐味がある……。レコードをルーツにしたY’Sさんの「ディグる」哲学は、釣りでもしっかり実践されているみたい。
ヒップホップだけでなく、釣り好きからも支持を集めるラッパー。釣りをテーマにした楽曲が話題となった『ツリジャンキーEP』の第二弾を来年リリース予定。また、セレクトショップ「YSM」(http://www.ysm23.com/)も運営。Y’Sさんが着用しているフィッシングウエアなども購入することができる。
最大級のルアーを使用し、モンスタークラスの1匹を狙うジャイアンベイトの釣り。そんな釣りにハマっているY’Sさんが愛用する アイテムは、釣り用途でありながらファッションセンスもあふれたこだわりの逸品ばかり!
ロッドはすべて「デジーノ」製。「大きなルアーを操作するにはショートロッドが最適かな。スラングシリーズのニューモデル クリミナル(今年発売予定は、ジャイアントベイト専用モデル。ガイドもダブルフットを採用し、耐久性も◎」。左からプロトモデル、スラングアンサング、スラングクリミナル。
水に濡れても乾きやすいメッシュターポリン製。ソルトでの使用も想定し1メートルまで対応。「メジャー以上の魚を釣りたいですね」。
滑り止めがいちばん強力という理由でチョイス。「この釣りは衝撃が大きいので、タックルを海に落とさないためにもグローブはマスト」。
「海釣りでは本当にあらゆるものが塩まみれになる。もうレインウエアはゴアテックス素材しかないですね」。
独自の集光技術により、とにかく明るい。非常時には単三電池でも使えるので長時間の釣行も安心。「他人とカブらないって理由で選びました」。
なかなかお目にかかれないネイバーのライフジャケットは友人からのプレゼント。「釣りをしていていちばん人に聞かれるアイテムかも」。
「プラノ」定番サイズのタックルボックスが2個付属。「ジャイアントベイトが入るスリングバッグとして、岸釣りのときに愛用中」。
シーバス釣りで主力のジャイアントベイト。「いちばん大きいフレンジーは、『DRT』の白川さんに塗ってもらいました」。上から「DRT」フレンジー、クラッシュゴースト、「マッドキャップブロス」マグワン、マッドドック。
ルアーひとつが1万円以上することもあるこの釣りでは、根掛かり回収機は必須。「ルアーを1個回収したらもとが取れます」。
ジャイアントベイトを持ち運ぶのに便利なコンテナボックス。仕切り板のデザインがミソ。「『YSM』のオリジナルカラーを販売予定です」。
「ルアーとともにフックも大きくなるので、こういったランディングツールが充実していると安心」。上から「スタジオオーシャンマーク」のフックリムーバー、「ボガグリップ」のフィッシュグリップ130スペシャル、「ラパラ」のプライヤー。
「足場が不安定なボートでは、つま先まで保護されていることが重要ですね」。ベルクロでフィット感も調整できるので、釣りにも最適。
釣り部連載の動画はYouTubeでチェック! 釣り部員たちのリアルな奮闘ぶりが見られちゃいます。よろしければチャンネル登録もぜひ!
Photo/Taizo Shukuri
Report &Text/Toshiaki Endo(EditReal)
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