ファッション、キャンプ、クルマ、家など、いろんなジャンルからジブンの理想にめぐりあってきた、みなさんのライフスタイルにおける“DIY”って、いわゆる“趣味”というだけでなく、ジブンのスタイルを拡張してくれる“遊び”みたいなところもあるんじゃないかと思います。

それぞれのDIY作業に必要な道具をリサーチして、選んで、使ってみて、また選んで……。作るのはもちろん、そんな試行錯誤を楽しみながら、スタメン入りにたどりついた、DIY達人たちのの愛用品をご紹介します。

Sunbathのザ・ベスト。

エプロン ¥14300〜

パーツごとに異なる配色で仕上げたワーエプロン。 サイドや裾をスナップボタンのアタッチメントにすることで、身幅や丈を調整できる仕様になっている。「配色も自由にオーダーできるので、いろんなシーンやスタイルに対応できると思います」。

小田島 勉/Sunbath オーナー
海外のアウトドアギアから古着、国内ブランドやオリジナルまで取り扱 うアメカジセレクトショップ、サンバスを運営。この日の着こなしは、エプロンの配色に合わせ、ヴィンテージのミリタリーカーゴパンツを着用。「基本的にはいつもアメカジがベースにあります。エプロンと同じデザインのショーツも作ったので、夏はセットアップコーデも楽しめますよ」。長袖Tシャツ¥4180、エプロン¥14300〜/ともにサンバス、パンツ/USアーミー、シューズ/ラストリゾートAB

(問)サンバス tel:03-6915-3414

DIYコーデの主役は改良版オリジナルワークエプロン。

背面にもポケットを装備。「フロントよりバックポケットのほうが容量が大きいのは、いっぱい入れても作業の邪魔になりにくいから」。サイドのアタッチメントを外せばタイトなシルエットになる。「アタッチメント部分は、リバースウィーブから着想を得ました(笑)」。

小田島さんのDIYスタイルは、自らデザインしたオリジナルのワークエプロンが主役。ポケットの配置から配色までこだわった力作で、現在も進化し続けている。

ショップのバックヤードにDIYの作業スペースを完備。

「ポケットが多いエプロンはいっぱいあるので、あえて必要最低限にしました。使ううちに気になった部分をアップデートさせているけど、デザインはシンプルなまま。使うヒトの作業スタイルに合わせて、自由にアレンジできる余白を残しています」。そのため普段着の延長で着用できることも魅力的。

そこで作られているのが、使い終わったスケボーの廃材をアップサイクルしたSBキーリング。「メッセージもオーダーで刻印できます」。各¥880(サンバス)

MYSTERY RANCHのゾイドセル。

パッド入りアクセサリーバッグに、同ブランドのクイックアタッチアクセサリーストラップをプラス。「ソフトケースは、ちょっとした刃物や工具を入れて移動するときに便利。ストラップに釣具を下げることでライトな釣りでも活躍します」。

森田 友/GALLUP中目黒ショールームスタッフ

古材やヴィンテージファニチャーを扱い、家具や什器の製作も担う建材ショップ、ギャラップのスタッフ。休日は釣り、スキー、キャンプを満喫。「春の渓流ベイトフィネスのデビューに向けて練習中です」。

GORDON MILLLERのPP パーツボックス。

仕切りを自由に変えられるマルチなツールボックス。「細かいパーツや工具も、その大きさに合わせて収納できます。複数個を用意して電装パーツや、同系統のツールを小分けにして、そのままツールバッグに常備しておくと使いやすいですよ」。

鞭馬 広/GORDON MILLER KURAMAE スタッフ

ガレージから拡張するライフスタイルを提案するショップ、ゴードンミラーの蔵前店のスタッフ。「お買い物用クルマとしてホンダのトゥデイを迎え入れ、カスタムに没頭中。春は自転車を積載して湖畔へ」。


こだわりのセルフ洗車セット。

5年ほどかけて厳選された現在スタメンの洗車セットは、オーセンティックスのバケツ、グロリアのスプレーボトル、オートグリムのブラシ、ティディのスキージー、アンセルのニトリルゴム手袋など。「ドイツ製のボトルや英国製のブラシなど、いろんな国の銘品にたどりつきました」。 

藤巻健治/フォトグラファー
本誌にも携わるフォトグラファー。オールジャンルを持ち味に多方面にて活躍中。セルフ洗車をするときは汚れが目立たないブラックのワントーンコーデが基本。「動きやすく作業の妨げにならない細身のシルエットで、アンダーウエアまで含めてメリノウールで統一。おかげで汗冷えしないし、着心地もバツグン。足元は防水シューズです」。エプロン/ティンバックツーパーカ、ベースレイヤー、パンツ/すべてアイスブレーカー、キャップ/ティーラック、シューズ/サロモン

クルマ好きが高じてハマった機能的なセルフ洗車スタイル。 

スプレーボトルの中に入れているのは、ワックス代わりに使っている信越科学工業のシリコーンオイルKF-96。「通称“信越シリコーン”です。これで磨いた艶の質感が1番好み」。

クルマ好きの藤巻さんは愛車のメンテも怠らず、2週間に1回のペースで自ら洗車する。「ワックスの種類や道具にこだわりだしたら、おもしろくて。マニアックだけど、目指している質感は、ピカピカというより絶妙な小慣れ感。そのあたりはファッションアイテムにも通じる気がします」。

ホイールはソフト99のホイールミットで直接磨いていく。「細かい部分はブラシよりも、指のほうが磨きやすい」。

洗車スタイルにもこだわり満載。「ボクにとって洗車はアクティビティの延長。機能的なウエアを着用して、なるべくスタイリッシュに楽しみたい。もう完全に趣味です(笑)」。 

左手がソフト99のホイールミット、右手がプロスタッフの洗車グローブ、ゴリラの手。「オイルは爪の中にも浸透するので」と、どちらも中にはアンセルの天然ゴム手袋、タッチエヌタフを着用。

KNIPEXのプライヤーレンチ。

ドイツ製のプライヤー専門メーカー、クニペックスのレンチで、高精度かつ高強度な作りが魅力。「固着したボルトなどを緩めるのに、いま1番信頼できる工具。これがあればもう普通のモンキーレンチは使っていられないほど、頼りになります」。

アクタガワタカトシ/フリークリエイティブディレクター

本誌連載企画をはじめ、様々なクリエイティブ制作に関わり、アウトドア向けバッグブランドのCWFでは企画とデザインを担う。「CWFとモステントのコラボアイテムが、いよいよ2月末に発売します!!」。

CAPSのバイスツールセットとAXISCOのデラックス・バンブーツールスタンド。

フライフィッシングの毛鉤を巻く、タイイングに必要な道具が揃うツールセットとスタンド。「ジブンで毛鉤を巻く理由は、まずはコスパがいいこと。もちろん自作の毛 鉤で釣りたいってこともありますが(笑)。このセットは入門編にもオススメ」。

山田昭一/people showroomディレクター

アウトドアギアやアパレルを中心に扱うショールームを運営。PRやマーケティング、カタログ制作なども行う。休日はもっぱら釣りやキャンプに出向く本格的な外遊び派。「そろそろ釣りの準備をしたい!!」。


作るのも、道具を選んで使うのも楽しい!! GO OUT vol.162「DIY STYLE」では達人たちのDIYを拝見!

絶賛発売中のGO OUT vol.162 4月号「DIY STYLE」では、部屋作りから洗車まで、何でもジブンでトライする、達人たちの“DIYライフ”をフィーチャー。さらに、101ブランド春の新着カタログ、おしゃれリラックススタイルと、今月も内容盛りだくさんでお届けします。

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情報提供元: GO OUT
記事名:「 ガチで納得のパフォーマンス。DIY達人たちの、 愛用道具。