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ワイヤフレームソリッド ¥22000
1kgを切る軽量さとスペースを選ばないコンパクトさで一躍人気焚き火台となったモノラルの「ワイヤフレーム」。火床がクロス素材だったのもユニークで話題となった。そんな初代ワイヤフレーム登場から12年、コンパクトさや使い勝手はそのままに新たな要素を加えたのが「ワイヤフレームソリッド」である。
特筆すべきは火床が従来のクロス素材からステンレスメッシュになったことだろう。これにより耐久性がアップし、より長時間の焚き火が可能になった。さらにフレーム部分も組み立て不要の一体型に変更。耐荷重も10kgまでと大幅にアップグレードされた。そう、ダッチオーブンなども置けるようになったのだ。
【SPEC】
展開サイズ:370D×370W×275H mm
重量:約1kg
耐荷重:約10kg
素材:アルミニウム合金(フレーム部分)、ステンレス(メッシュ部分)
付属品:収納バッグ
フレーム部分は金属をそのまま削り出したような質感。工業製品を想起させるようなクールな表情が持ち味だ。タフな道具然としたその佇まいには思わず笑みがこぼれる。それでいてモノラルらしいミニマムかつ機能的なデザインに仕上げられているのだからたまらない。
収納時には三つ折りになっているフレームを展開するだけで設営ができる。わずらわしい手順を踏まずとも直感的に扱えるのが素晴らしい。これも独自のワイヤイン構造の賜物であろう。フレームを展開したらあとはステンレスメッシュの網を乗せるだけ。慣れたら1分程度で設営できそうだ。”ちょっと気が向いたら”の焚き火にいいかもしれない。
先代のウリだったコンパクト×軽量は「ワイヤフレームソリッド」にも受け継がれている。収納時の長さは約27cmと一般的な500mlのペットボトルよりやや大きい程度。重量も約1kgと軽量化されているため、パックバックはもちろんバイクや自転車にも気兼ねなく積める。サイクリングやツーリングなどの移動を楽しみながらキャンプや焚き火をしたい人にもうってつけだろう。
早く試してみたいのは山々だが、せっかくなので初代ワイヤフレームと並べてみた。フレーム部分はワイヤフレームの方が細いのでスタイリッシュ。火床も特殊耐熱クロス素材なのでソフトで暖かみのある印象だ。反対にワイヤフレームソリッドは削り出しのような無骨なフレームに火床はステンレスメッシュとなっていて名前の通り塊感が強い仕上がりになっている。
さて、お待ちかねの火入れの時である。寒いのもあるがはやる気持ちを抑えて薪を組む。着火してしばらくするとみるみる薪が燃えていく。この燃焼効率の良さは抜群の通気性を持つメッシュの火床の影響だろう。また、メッシュ素材になったことで従来の特殊耐熱クロス素材の火床と比べて耐久性が大幅に上がった。
火床のサイズは35cm角の正方形となっているため、よほど大きな薪以外はバトニングせずに入れられるのも嬉しいポイント。
また、バスタブのような形になるので薪が落ちづらくクッカーも安定して乗せられそうだ。焚き火と調理が同時にこなせられるのは、このサイズ感を踏まえると驚きだ。オプションとして販売される予定の五徳も一体型なので場所を取らない。五徳を付けるとクッカーが安定するので、ダッチオーブンなどを使いたい方におすすめ。
これはワイヤフレームソリッドに限った話しではないが、メッシュを使用した焚き火台はどうしても隙間から灰や火の粉が落ちてしまう。地面へのダメージを可能な限り軽減させるためにぜひとも焚き火シートは併用してほしい。
使ってみた分かったのは「使い心地ついて徹底的に考え抜かれているということ。」初代ワイヤフレームで味わったストレスのない設営、焚き火をしながら味わえる自然との一体感などの心地よさは、さらに洗練されて引き継がれていた。サイクリングやツーリングをするキャンパーや、UL派キャンパーの新定番になること間違いなしだろう。
こちらただいま売り切れとなっているが、年が明けて1月中旬以降、再度流通となるそうだ。気になった方はモノラルの公式サイトよりぜひチェックを。
(問)MONORAL tel:042-703-4933 www.monoral.jp/index.html
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