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暑くもなく寒くもなく、キャンプフィールドや自宅の庭でお昼寝するのに心地よい季節になってきた。そんな絶妙のタイミングで老舗テントブランドのogawaより、チルアウトに最適なコットが発売。
キャンプギアの中でコットというとさほど珍しいものとは言えないし、ogawaのコットと聞いてもピンとこないかもしれない。しかしこいつはコットの新たな定番として君臨する可能性が十二分にあるアイテムだ。
以前こちらの記事でも紹介し、読者の間で大きな話題を呼んだ噂のコットの実力を、実際に使って検証してみた。
ogawa ハイ&ローコットワイド ¥21780
使用感をお伝えする前に、まずはおさらい。
なんと言ってもこのコットの最大の特徴は、付属品などもいらず脚の差込口を変えるだけでハイ(42cm)とロー(25cm)、高さ調節が2段階で調節できるということ。ローにしてソロテントに入れてもよし、ハイにして寝床やベンチに使ってもよしの万能コットなのだ。
さらに、通常のコットよりもワイドに作られていることから、横になったときに窮屈に感じることがないのも特筆すべきポイントだろう。
お家にいる時間が増えたことで、模様替えをしたり、D.I.Y.をしたり、お部屋を見直す時間が増えている昨今。アウトドアギアを自宅に並べて、キャンプ気分を味わっている人も少なくないだろう。
このコットはブラックのフレームと脚、グレーの生地など、どんな空間にも馴染みよいデザインも魅力の一つ。まさにインドアファニチャーとして使うにもうってつけの一品といえる。
リビングや庭でのリフレッシュ用、はたまたコットとシュラフでお昼寝なんて、非現実気分を味わうにも最適なコットだ。
内容物は座布、脚とフレームが2本ずつ収納されており、一般的なコットと比べパーツは少なめ。その分、脚が4本にセパレートしているタイプのコットよりも、設営が楽そうだ。
まず最初に両サイドのスリーブにフレームを差し込んでいく。
この辺は一般的なコットと同じなので、一度でもコットを組み立てたことのある人は説明書を見なくても迷うことなく出来るだろう。
脚はショックコードで繋がれているので、ヘリノックス のチェアのようにかちゃかちゃと差し込んでいくだけ。特に力やコツはいらない簡単な作業だ。
コットの組み立てで一番力の必要なのが脚とフレームのドッキング。
一般的なコットの組み立てや撤収は座面にテンションをかけるためなかなかの力が必要だが、こちらのコットも類に違わず組み立てには力がいる。
うまく体重をかけながら組み立てれば女性でもできなくはないが、慣れないうちは少し大変かもしれない。
フレームと脚の結合はシートを立てた状態で行う。
このコットの注意点としてはソケットの出っ張りを表側に向けることと、ソケットにシートの生地を巻き込みやすいので、生地を手でつまみながらソケットをはめ込まなければならない。
脚とシートをドッキングしたらコットの完成。開封から組み立て完了まで約7分ほどかかったが、慣れればもっと早く組み立てることが出来そうだ。
ここではハイスタイルでセット。ヘリノックスのチェアよりやや座面高が高め (42cm) だ。
このコットの画期的な点は、やはりなんと言ってもハイとローがオプションいらずでできてしまうこと。
高さ調整の仕組みは実はとても簡単。脚の差込口が2つ設けられており、外側がロー、内側がハイとなっているので、周辺のキャンプギアやファニチャーなどに合わせて、設営時に好きなスタイルを選んで脚を差し込んでやればいいだけだ。
もちろん、一度組み立てたあとも、すぐに調節できるので、気分に合わせて変更できるのも嬉しいところ。
一般的なコットのシートの幅がっだいたい60cm前後であるのに対して、こちらのコットは71cmとプラス10cmほどワイドな仕様となっているのも大きなポイント。
さらに、長さも191cmと大きめなので成人男性でも窮屈には感じないだろう。キャンプの就寝時に他社のコットでは心許なかった筆者のわがままボディー(身長183cm、体重84kg)でも、このサイズなら快適だった。
就寝や昼寝だけではなく、ベンチとして使えば、大人2人が余裕を持って座れるサイズ感。片方にだけテンションがかかってしまうので推奨はしないが、ハイの状態で端っこに座ってもシーソーのようになる事なく、安定した座り心地を体感できた。
子供が飲み物を持ったまま端に座っても急に倒れることがないほど安定感があるので、ファミリーにもオススメだ。
高さ調節の脚も本体と一体型のため、ワイドサイズながらそれなりにコンパクトになる(収納サイズ19.5×59×17cm)。また収納ケースにはアウトドアらしいブランドネームのプリントなどがなく、シンプルにピスネームのみという控えめなデザインも、家に馴染みやすくて嬉しいポイントだ!
老舗ブランドらしく、コットといえどただのコットでは収まらないところが流石! インドアファニチャーとして違和感のないソリッドなデザイン、高さ調節やワイド幅の機能性など、まさに計算し尽くされた至極の一品。これはコットの新定番になりそうだ。
Photo/Mai Tanaka
(問)キャンパルジャパン tel:0800-800-7120 https://www.campal.co.jp
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