- 週間ランキング
BBQやキャンプなどアウトドア遊びシーズン真っ盛り。気の合う友人や家族同士でワイワイ楽しむために必須なのが、外遊びに最適なクルマ。なかでもボクらの憧れは、車格、風格ともにワンクラス上のビッグサイズSUVではないでしょうか!
そこで、SUVに乗る外遊びの達人たちのリアルな声を聞いてみます。前回紹介した「シボレー サバーバン」に続いて紹介するのは、外遊び向きのタフな仕様と乗り心地を両立する「トヨタ FJクルーザー」。クルマを買う、もしくは買い替えたいと思っているなら、増税前の今がチャンスです!
トヨタを代表するオフローダーとして世界的に絶大な支持を受けるランドクルーザー。その初代として知られるFJ型の血筋を色濃く残し、レトロデザインとして2006年に登場したFJクルーザーは北米市場専用車種として開発された。
当時、日本向けには用意されなかったFJクルーザーだが、逆輸入車として日本国内でも人気に火が点いたことを皮切りに国内では2010年に販売開始。モデルチェンジが施されることなく、惜しまれつつも2017年に日本仕様の「Final Edition」をもってすべての生産を終了するが、現在も人気の高いモデルとして知られる。
阿部さんが左ハンドルの北米仕様を愛車としたのは8年ほど前。当時、知り合いの車屋さんにオークションで引っ張ってもらったという2008年式FJクルーザーのトレイルチームエディションは購入時2万8000km走行の極上コンディションだった。
これまでメルセデスベンツ ゲレンデヴァーゲンやランドローバー ディスカバリーなど、世界的にも名を馳せるSUVの名車に乗り継いできた愛車遍歴を持つ彼が選んだFJクルーザーの魅力とは?
「初めて購入した車はゲレンデヴァーゲン。その後、ボルボの940、ディスカバリー1、再びゲレンデヴァーゲンと乗り継いできましたが、なんだかんだこのFJクルーザーが1番長く乗っていますね」。
「家族や友人たちとキャンプに行ったり、フリーマーケットに参加したりすることも多いので、荷物を多く載せられることと、車内空間の広さからSUV車を選んでいます。とはいえ、ゲレンデヴァーゲンやディスカバリーに比べると後部座席が狭かったり、荷物があまり入らなかったり」。
「なによりも故障しないことはボクにとって大きな安心感です。これまでの愛車は幾度となくクルマの故障に見舞われ散財してきましたが、FJクルーザーに乗ってからはそんなストレスから解放されました。購入から8年経ちますが、未だに大きな故障は1度もありません」。
北米市場専用車種として開発されたFJクルーザーはV型6気筒、4000ccのエンジンを搭載し、大型のオフロードタイヤを履くタフなクルマだが、乗用車と変わらないポジションと快適な乗り心地は大きな魅力。
乗降用ドアは両側面ともドア内蔵型であるピラーレスの観音開きで後部座席への入室も卒なくこなせる。
アウトドアでのヘビーユースを想定して作られたタフなスペックのクルマであるため、キャンプ道具などを収納するのに充分なラゲッジスペースが備わっているほか、荷室の床を筆頭に内装には防水、防汚仕様のソフト素材が使用され、車内を常に清潔な状態に保つことができる。
これまで大型のSUVを乗り継いできた阿部さん。以前のSUV車と比較すると初めは視界の悪さや車内空間の窮屈さなどを感じていたようだが、現在は見慣れた愛車風景なのだという。また、リッター4〜5kmという外車並みの燃費にも驚かされたようだが、故障知らずなMADE IN JAPANの優秀さが勝っているとか。
家族構成は、奥さまと愛息子の時土(ときと)くんの3人。休日には家族を乗せて公園やフリーマーケットなどに出掛け、もう少し子どもが大きくなったらキャンプやアウトドアアクティビティをもっと積極的に楽しみたいと話す。
大切な家族を乗せるため、これまで経験してきた突然の故障などの心配はしたくない。安心して快適に乗ることができるかどうかが、阿部さんのクルマ選びの必須条件のようだ。
「でっかいSUVオーナーたちのリアルな愛車事情。」その他の記事は以下をチェック!
・【#1 トヨタ ランドクルーザー プラド】
・【#2 シボレー サバーバン】
Text/tamaki itakura
Photo/Takahiro Tsuji