日々の生活と、大好きな外遊びの拠点となるマイホーム。今回はそんな「マイライフ」の基地としての「マイホーム」を具現化しているオーナーさんたちをレポート! 今回は、地元浜松でサーフィンを楽しむ酒井さん。夫婦のこだわりが詰まった「マイホーム」をご紹介します。


機能性を追求したバンでの暮らし。



OWNER:渡鳥ジョニーさん(ウェブデザイナー)&はる奈さん(防災コンサル・スタイリスト)



  • マイホームDATA

  •  エリア:全国/間取り:Van+LDK/住宅形態:バン/住居年数:約1年/築年数:約33年


北欧を基調に、モダンでシンプルなインテリアだけでなく、機能性を追求したという渡鳥夫妻のバン。この日は夫婦で手がけるアートプロジェクト、Van à Table の制作現場にお邪魔し、バンでの生活そのものがD.I.Y.だと話しを聞かせてくれた。


「移動できるハコ=Vanさえあれば、自分好みの部屋のままどこでもグランピングできます。お風呂やトイレ、LDKなど、足りないものはシェアでまかなえばいい。VLDK(Van+LDK)というコンセプトをもとに、暮らし、旅、仕事、そして家と車の境目がシームレスな時代における、“移動式住居”のプロトタイプを作っています」。


D.I.Y.でリノベーションした移動式住居。


’87年式のベンツのトランスポーターは、中古で購入してフルリノベーションした。ジョニーさんがラフを設計し、知人の職人たちに教えを請いながらD.I.Y.。ボディは住宅用のアイアン塗料でシルバーグレーにオールペン。

助手席の後ろに据えられたソファ。特注のクッション材は長さ1.8mもあり大人4人が悠々座れる。カバーは室内の色と統一させライトグレーの生地で奥様が自作。前のペグボードにデスクを取り付ければ、仕事スペースに早変わり。

運転席後ろの壁収納には、実は寝室が隠れている。ペグボードを倒すとベッドが登場。ボードの下部分に蝶番を付け倒せる仕組みだが、まだ改善の余地ありとか。車中泊でも快適に眠れるよう、マットレスはシモンズ製のセミダブルを設置。

ベッドを収納するとペグボードが現れる。用途に合わせてペグや天板を組み合わせれば、ディスプレイや収納、デスクにもなる。直線かつ均一に穴を開ける作業は高度な技術が必要なため、プロにお願いした。

観音開きのバックドアを開けると左側にキッチンが備え付けられている。シンク下に貯水のほか下水用タンクが常備され、入れ替えながら使用する。その隣には引き出しを作り、アウトドア用の冷蔵庫を設置した。


  • Photo/Chie Kushibiki

  • Report &Text/Shiyori Kawamura(RIDE MEDIA&DESIGN)


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情報提供元: GO OUT
記事名:「 ゼロから想像して作り上げた、“移動式住居”のプロトタイプ。【おしゃれアウトドア的マイホームSTYLE #4】