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邦楽選曲シリーズ、今回は2000年代の日本の音楽シーンを席巻したラップ&メロウの名曲を取り上げます。カラオケで人気を博し、今も新世代に影響を与える曲には、どのようなものがあるのでしょうか。7曲を厳選してご紹介していきます。
ケツメイシの「さくら」は、2005年(平成17年)のリリース曲で、出会いと別れの季節を感慨深く描いています。リーダーである大蔵の出身地にちなみ、京急本線井土ヶ谷駅では、電車の到着時にこの曲のメロディが流れます。YouTubeでは「桜を見ると勝手に脳内再生される」「いつ聞いても素晴らしい」とファンからの熱烈なコメントが寄せられています。
Dragon Ashの「Grateful Days」は、1999年(平成11年)に発売された楽曲です。楽曲にはDragon Ashを中心に、ACOとZeebraが参加。Zeebraのパンチライン「俺は東京生まれHIP HOP育ち 悪そうな奴は大体友達」は、当時、音楽ファンに衝撃を持って記憶に刻まれました。日本語ラップが浸透する突破口となった名曲のひとつです。TikTok動画では「鬼リピ確定」のハッシュタグとともに、幅広い世代から「ほんとに神曲すぎる」「いつになっても大好き!」といったコメントが寄せられています。
「アグレッシ部」は、KREVAによる9枚目のシングルで、2007年(平成19年)にリリースされました。歌詞の面では、日常の悩みや退屈さに直面しながら、自らに向けてアグレッシブな態度を取ることを歌っており、シンプルながらも聴く人に前向きな気持ちを与えます。「高校生の時にみんなで死ぬほど聞いて歌ってました」「子供とその友達と歌った」と、動画サイトのコメント欄からも、歌いたくなる名曲であることをうかがわせます。
2001年(平成13年)リリースの「come again」は、m-floの楽曲です。変則的なリズムとクラブミュージックの要素が組み合わされたスタイルは、当時のJ-POPシーンに新しい風を吹き込みました。YouTubeには、公式動画が4000万回以上の再生数を上げている他、藤井風やGoose houseによるカバーも人気です。
ケツメイシの「夏の思い出」は、2003年(平成15年)にリリースされました。夏の美しい思い出とその時の感情を描いた楽曲で、前述の「さくら」と並ぶケツメイシの代表曲として多くの人々に愛されています。YouTubeでは「こんなテンション上がる曲ない」「センチになり過ぎない淡いメロウさが秀逸」と、若い世代からも支持を獲得しています。
「音色」はKREVAによる楽曲です。リリースは2004年(平成16年)で、KICK THE CAN CREWのメンバーとして活躍していたKREVAが、ソロのアーティストとして新たな道を歩み始めるきっかけともなった曲です。シンプルに韻を踏んだ歌詞は、より多くの人にも分かりやすく、音楽への愛情を深く表現しています。YouTube上には、カラオケや「歌ってみた」動画が多数上げられており、人気を博しています。
RIP SLYMEの「楽園ベイベー」は、2002年(平成14年)にリリースされました。RIP SLYMEの代表曲のひとつとして知られ、夏の楽園的な雰囲気と、リラックスしたスタイルを表現しています。楽曲の歌詞は、夏の情熱と活気に満ちた内容で、海や太陽、ビーチを彷彿とさせる表現が特徴的です。TikTokでは、カバー動画の他、若い男性ユニットによるダンス動画も投稿され、高く評価されています。