勉強すればポイントが貯まる──そんな新時代の教育支援が兵庫県姫路市で始動。マイナンバーカードを活用し、親子の本人確認まで一気通貫。官民連携の先進事例として、注目が集まっている。

中学生に“学習ポイント”、本人確認はマイナンバー連携で安全運用

GovtechスタートアップのxID株式会社は、兵庫県姫路市が導入した中学生向け「学習プラットフォーム事業」において、保護者と生徒の本人確認をマイナンバーカードで実現するデジタルID認証基盤「xIDアプリ」を提供すると発表しました。

この制度では、中学生がスタディサプリで勉強すると「ひめじポイント」が付与され、保護者が管理するアカウントを通じてデジタルギフトと交換可能。仕組みにはギフティ社の「giftee Point Base」が使われ、ポイント付与からギフト受け取りまでをシームレスに設計しています。

認証は以下のステップで行われます:

  • 保護者のスマホにxIDアプリを入れ、マイナンバーカードで本人確認
  • 子どももマイナサインアプリで本人確認、親子の関係を「mirai-ID」に登録
  • 学習アカウントとxIDを連携して、ポイント受け取りが可能に

この一連の流れは、子どもの学習進捗を可視化しながら、安全なポイント配布を担保する先進的な設計です。利用は市内5中学校で先行導入され、2025年7月から本格運用を開始。保護者と自治体、そして技術企業が三位一体で教育格差の是正に挑むモデルケースとして、他自治体への展開も期待されています。

レポート/DXマガジン編集部 海道

情報提供元: DXマガジン_ライフ
記事名:「 【マイナンバーで中学生にポイント支給】姫路市が全国初の挑戦!本人確認はアプリで!