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朝ごはんを食べないと、逆に食べ過ぎることを明らかにした実験があります。イギリスの研究グループは、21人のボランティアを対象に朝ごはんを食べないときと食べたときの、脳の変化と行動の違いを実験しました。
実験は、ボランティアが朝ご飯を食べないときと食べたときの2回実施するというもの。まずはサラダやチョコレートなどの写真を見せたときの脳の変化を調べ、続いてパスタを好きなだけ食べてもらうのです。
なお、食べ物の写真については脳の変化だけでなく、それぞれにどの程度魅力を感じたか点数化しました。この実験によって、朝ごはんを食べないときと食べたときの違いを明らかにしたわけです。
そして、朝ごはんを食べないと食べ物の必要性やおいしさを認識する脳の部位が、高カロリーな食べ物を見て活発化することが判明しました。
また、脳の変化を調べたあとのパスタについても、朝ごはんを食べない場合は朝ごはんを食べたときより250kcal分も多く食べたのです。朝ごはんを食べない空腹感が、食べたとき以上の摂取につながりました。
つまり、朝ごはんを食べないと無意識のうちに高カロリーな食べ物に反応してしまうということ。忙しさのあまり朝ごはんを食べないと、気がついたらカロリーオーバーで体重増となる可能性もあるのでした。