体幹のインナーマッスルはスポーツ中、常に固まっていたほうがパフォーマンスが向上します。体幹の安定にはインナーマッスルの緊張が欠かせないからです。そして、スポーツのパフォーマンスアップに体幹を安定させるなら運動前10秒のフロントブリッジが効果的です。



フロントブリッジをスポーツ前に10秒


フロントブリッジは、うつ伏せでひじをついて、体を一直線に伸ばす代表的な体幹トレーニングのメニュー。このフロントブリッジをスポーツ前に10秒ほどやると、パフォーマンスの向上がのぞめます。


スポーツにおいて筋肉は、オンとオフの連続であることが重要。サッカーのシュートで筋肉が固まるのはボールが足に当たる瞬間だけです。シュートの体勢に入ってからずっと筋肉を固めていたら、動作がぎこちなくなります。


コーチングで「力を抜いて」と声をかけるのは、筋肉が緊張で固まっているとパフォーマンスが低下してしまうため。瞬時に固めて、すぐに弛緩する筋肉の切り替えがスポーツでは重要になります。


運動前10秒ほどのフロントブリッジ


ただし、体幹に限っては例外です。体幹のインナーマッスルは姿勢などを安定させるもの。直接的に体の動きを司るための筋肉ではありません。このため、ずっと固まっていてもスポーツのパフォーマンスに支障がないわけです。


しかも、腹腔といわれるお腹まわりは、骨格が背骨しかありません。むしろ必要に応じて芯のように固まっているのが理想的。そのうえでアウターマッスルが自由自在に動いて、ある瞬間に固められればオンとオフが切り替えられます。


そこで効果的なのが、運動前10秒ほどのフロントブリッジです。これで体幹のインナーマッスルに自然に力を入れることができるようになります。これで神経系の働きがよくなって、インナーマッスルの機能を高められるのです。


■「フロントブリッジ」おすすめ記事

フロントブリッジは走るフォームをイメージする

フロントブリッジはドローイン併用で効果が倍増

フロントブリッジによくある勘違いフォームとは

フロントブリッジは骨盤の水平を常に意識する


■「運動前」おすすめ記事

ストレッチは効果ナシ!運動前はケガの原因

ストレッチは運動前が動的で運動後は静的がよい

お腹痩せマッサージは運動前後のストレッチ時


【関連リンク】

筋肉をつける食事の基本はタンパク質とビタミンB6

1日5回!腹斜筋の筋トレでお腹をへこませる

細マッチョになる筋トレがインナーマッスル腹筋!

筋トレ後のプロテインは牛乳やゆで卵で十分

下腹部の筋トレは行列に並びながらでもできる!?


情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 フロントブリッジは運動前に10秒やるのが効果的