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トレーニングには体組成計が必要不可欠。人間の体にとって大切なのは体重ではなく体組成だからです。体組成というのは、その人の体の骨、筋肉、脂肪などの割合を示すもの。それが計測できるのが体組成計です。
正しいトレーニングではまず、体脂肪率を調整しなければなりません。たとえ体重が減ったとしても、筋肉が落ちて脂肪がそのままでは正しいトレーニングとはいえないでしょう。体脂肪率を測るには体組成計が必要です。
メタボリックシンドローム対策でも、大切な指標となるのは体脂肪。しかも、ただ痩せればよいというわけではなく、余分な内臓脂肪を落とすことが重要になります。
肥満についても、本来は体重計で測る体重ではなく体組成計で測る体脂肪率のほうが重要です。一般的には男性なら体脂肪率が25%以上、女性は30%以上になると肥満と考えられます。つまり、体組成計がないと肥満かどうかわからないのです。
実際、体脂肪率を一定に維持しながらトレーニングを重ねれば体重は増えるもの。トレーニングによって筋肉が多くなり、骨が太くなり、血液も濃く多くなるからです。見かけの体つきは引き締まってきても体重は増えてる…というケースはよくあります。
体重が軽いことは運動能力や健康度に関係はありません。モデルがいかに痩せて美しく見えても、スポーツする能力はおそらく低く、しかも健康とは限らないでしょう。このように、トレーニングに欠かせないのは体重計ではなく体組成計なのです。
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