体脂肪率を落とすと自然に腹筋は割れてくる!!

体脂肪率は健康と見ためのバロメータ。もし男性が理想のボディを目指すなら、体脂肪率はどれくらい落とすとよいのでしょう？　じつは「10％以下」に体脂肪率を落とすのが理想です。逆にいくら腹筋を鍛えても、体脂肪率が10％以下でないと腹筋が割れることはありません。

10％以下に体脂肪率を落とすと隆起

一般的に、男性の体脂肪率は12～13％が理想といわれています。しかし、女性のように脂肪を蓄える必要のない男性なら、すばり「10％以下」に体脂肪率を落とすのが理想です。

10％以下に体脂肪率を落とすと、全身にクッキリと筋肉の隆起が現れてきます。それは腹筋も例外ではありません。体脂肪率が10％を切ると余分な脂肪がない状態。お腹まわりも腹筋が割れて見えているはずです。

そもそも腹筋を割るには、腹筋運動よりも体脂肪率を落とすほうが効率的。というのも、腹筋というのはもともと割れているからです。

割れた腹筋というのは筋肉でいうと腹直筋。お腹の前面を覆うタテに長い2本の筋肉です。長い筋肉を効率よく働かせるために、腹直筋は腱で区切られています。

このため、体脂肪率を落とすだけで割れた腹筋は手に入れることが可能。そのためには、10％以下に体脂肪率を落とすのが理想というわけです。

ただし、10％以下に体脂肪率を落とすことは、多くの男性にとっては至難のワザ。消費カロリーの高い運動をほぼ毎日行っていなければ実現できません。食生活も相当なコントロールが必要です。かなりハードルの高い目標といえるでしょう。

そこで、効率的に体脂肪率を落とす方法を紹介しましょう。体脂肪率に合わせてカロリー制限する「体重方程式」と呼ばれる計算式です。1日に減らすべきカロリーが簡単に計算できます。

体重方程式は、男性なら「（体脂肪率－10）÷70×30×体重」、女性なら「（体脂肪率－20）÷60×30×体重」となります。体脂肪率17％で体重が75kgの男性なら「（17－10）÷70×30×75」となり、1日に減らすカロリーは「225kcal」です。

体重方程式で求めたカロリーを、毎日食べている3食の食事から1日合計で減らすようにします。おかずを1品減らしたり、カロリーの低いものに変更したりするとよいでしょう。効率的に体脂肪率を落とすことができます。

情報提供元：インナーマッスル