中年太りは内臓脂肪より皮下脂肪に原因アリ

お腹まわりのダイエットは内臓脂肪を減らすのが定番。しかし、中年太りは皮下脂肪に原因があります。人間は活動量が低下して発熱量が下がると、防衛本能として皮下脂肪が増加。増えた皮下脂肪が断熱材となって発熱が不要になってまた太る…という悪循環が、中年太りの原因です。

中年太りを皮下脂肪が加速させる

いわゆる脂肪は、皮膚のすぐ下に広がる皮下脂肪と、内臓の消化器付近に溜まる内臓脂肪に分けられます。メタボの原因となるのは内臓脂肪。運動すれば比較的すぐに落ちることもあり、中年太りの原因として注目されることもしばしばです。

皮下脂肪は食事を制限をしたり運動をしても、なかなか減らないのが特徴。そして中年太りになると、内臓脂肪が増えるとともに皮下脂肪も厚くなっているのです。

中年太りで注意しなければならないのは、この皮下脂肪も厚くなっていること。皮下脂肪が中年太りを加速させているのです。というのも、若いころは活動量も多く活発に動き回るため、熱をどんどん作って体温が上がります。しかし、中年以降は動く量も減っているため思うように熱が作れません。

そして問題は、夜に気温が下がったとき。体温が奪われても熱が作れないと、体温が下がってしまいます。そこで体は防衛本能として、皮下脂肪を厚くして熱が逃げないようにするのです。

皮下脂肪が厚くなってくると、気温が高い昼間は体に熱気が困った状態になります。すると体内で熱を作る量がおのずと減少。安静時の代謝が低下してしまいます。

このとき、若いころと同じ量を食べてしまうと、消費カロリーが減っているために太りやすくなるのです。このように中年太りは、皮下脂肪が厚くなることによる発熱量の減少が原因。中年太りは皮下脂肪が大きく影響しているのでした。

情報提供元：インナーマッスル