- 週間ランキング
ふだん座っている時間が長いというだけで、寿命にも影響することがわかってきました。アメリカのNASAの報告では、1日に1時間以上座っている人は、寿命が22分間縮んだという報告もあるほどです。そのポイントとなるのが脊柱起立筋。脊柱起立筋だけでなく骨盤底筋も鍛えられる方法を紹介しましょう。
太っている人と痩せている人を比べると、太っている人のほうが2時間以上、座っている時間が長いという報告もあります。このため「意識して姿勢よく座る」「立っている時間を長くする」「ちょっとしたことでも立ち上がって移動する」という心がけが肝心。身体能力だけでなく寿命にも影響を与えるのでした。
そんな座った姿勢で硬くなってしまうのが、お尻のなかに存在する脊柱起立筋の下部。硬くなった脊柱起立筋が骨盤の動きを阻害してしまうため、腰痛の原因となってしまうのです。
そんな脊柱起立筋をストレッチできるのがヤンキー座り。肩幅に足を開いたら、かかとを床につけたまま腰を落とします。そして、上半身をゆっくり前に傾けるのです。すると、グーッと脊柱起立筋が伸ばされるのがわかるでしょう。
そして、ベルトの上5センチくらいのところから、脊柱まわりを20秒間げんこつで押し下げます。こうして脊柱起立筋をこすることで血行がよくなり、筋肉が伸びやすくなるのです。これを朝昼晩に20回×3セットを行います。
基本のヤンキース座り脊柱起立筋ストレッチが終わったら、応用編にも挑戦してみましょう。脊柱起立筋や大腿四頭筋を鍛えるために、ヤンキー座りをしたまま歩くのです。ポイントはかかとを床から上げずに歩くこと。太ももの筋肉とお尻の筋肉とともに、骨盤底筋を鍛えられます。
骨盤底筋を鍛えると膀胱が支えられるため、尿漏れ防止に効果あり。さらに、骨盤も安定するためいざというときに踏ん張りがきき、転倒しにくくなります。ヤンキース座りで歩くのは1歩でも2歩でもOK。無理せず、できる範囲で行うましょう。
【関連リンク】
その気になればすぐ!?内臓脂肪レベルの落とし方
「体幹」と「インナーマッスル」の鍛え方の違い
皮下脂肪を落とすだけで腹筋を割る方法とは?
体脂肪率の理想は腹筋が割れる「10%以下」
ぽっこりお腹を引き締めるインナーマッスル腹筋