ちょっとした段差や何でもない場所で転んでしまった経験がある人も多いでしょう。しかし、ただのつまづきと思っていると深刻な事態になる恐れもあります。つまづいたまま転倒して骨折すれば最悪、寝たきりになることもあるのです。そのためには、下半身の筋トレが大切。全身の70%の筋肉を鍛えられます。



下半身の筋トレでつまづきを防止


つまづきは年をとることによる下半身の筋力低下に原因があります。加齢によって下半身の筋肉が衰えてしまい、思うように足が上がっていなかったり、踏ん張りがきかなかったりするのが原因です。


そして、健康長寿の人たちがふだんからしている運動の第1位は、そのつまづきを防止できるもの。それがウォーキングです。1,000人中212人が下半身の筋トレのために、日ごろから気をつけて歩いているのでした。


歩くことが下半身の筋トレとして重要な理由は、全身の筋肉の約70%が下半身に集中しているからです。ここで下半身といっても、へそから下のこと。骨盤も含めて、全身の70%の筋肉が下半身に集中しています。


下半身の筋トレは健康にも大切


正しく歩くことで下半身が筋トレできれば、それだけで全身の70%の筋肉を鍛えることができるというわけ。筋肉をつけるためには、ウォーキングによる下半身の筋トレは理にかなった運動なのです。


また、医学の世界では下半身の筋肉は別名「第2の心臓」と呼ばれています。下半身の筋トレによって筋肉のなかを通っている血管が圧迫。上半身に血液が戻っていくのを手助けしています。とくに、足の先まで送られた血液を上半身に送り返すために使われる、ふくらはぎの筋肉が重要です。


下半身の筋肉が弱いという人は、第2の心臓も弱いということ。血流も悪くなってしまい、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの原因にもなります。下半身の筋トレは健康のためにもとても大切なのです。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 下半身を筋トレすれば全身の70%を鍛えられる