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筋トレによる筋肉痛は、筋肉の微細な損傷によっておこるもの。この筋肉の損傷は筋肥大を促す重要な刺激の1つになっています。筋トレでは筋肉痛がおこりやすい動作を行ったほうが筋肥大の刺激を与えられるということです。ただし、筋トレは筋肉痛がなくなるのを待ってから再開しなければなりません。
筋トレによる筋肉痛の原因となる筋肉の微細な損傷は、いわば軽度のケガといえます。ケガは治さなければならなりません。人間の体には損傷部位を修復するために、炎症反応という修復反応がおこります。
炎症反応とは白血球による修復作業です。損傷部位を一度、徹底的に壊してから作り直すという、いわば荒療治のようなもの。この炎症反応は進行に時間がかかるため、筋トレによる筋肉痛は翌日以降に表れるのです。
ここで筋肉痛は、炎症の程度を表しています。筋トレによる炎症の程度が大きければ筋肉痛は長引きますし、程度が小さければ筋肉痛は早めに引くでしょう。筋トレの筋肉痛は、筋肉の炎症のバロメータといえます。
このため、筋トレは筋肉痛がなくなるのを待ってから再開するというのは、理にかなったトレーニング方法。一般的に、筋トレ後の炎症反応が終了するまでの時間は、48~72時間といわれています。
筋トレを20時に行ったとしたら、翌日以降に筋肉痛が現れて、翌々日の20時ごろから引いていくということ。筋トレがハードな場合は、翌々日にも筋肉痛が残って、3日後くらいに引けるというのは、感覚的に合っているでしょう。
筋トレの頻度は中2日といわれるのは、この筋肉痛の引けるタイミングを考慮してのこと。中2日というのは3日後。ハードな筋トレをして翌々日にも残った筋肉痛でも、十分に引けているころということです。
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