- 週間ランキング
ピラティスはインナーマッスルを鍛えるエクササイズが中心ですが、もっとも大切なのは呼吸法にあります。ピラティスは、深い呼吸を繰り返しながら動作を行うのが特徴です。その呼吸法のベースは胸式呼吸。ピラティスの効果は胸式呼吸による腹筋の引き締めにあるのです。
ピラティスの効果の秘密は「胸式呼吸」にあります。お腹をふくらます、腹式呼吸はありません。鼻から息をゆっくりと吸って、肋骨を左右と後ろ側に大きく広げるように空気を吸い込みます。
息を十分に吸ったら、今度は口から息を吐きながら骨盤底筋を下から上へ引き上げるようにします。肋骨は自然に閉じるはずです。ピラティスの動作は、このようにすべて息を吐きながら行うのが基本になります。
そんなピラティスは「ニュートラル・ポジション」をマスターすることが重要。背骨のS字カーブを保った、体にとって一番自然で正しい姿勢です。ディラピスのニュートラル・ポジションは、仰向けに寝てひざを立てた姿勢になります。
足の裏は床につけ、左右の腰骨、恥骨の3点を床と水平に保つように意識。腕は体の横に、手の平を下にして指先を足方向へ長く伸ばします。背骨は反り返らせず、S字カーブを保つことがポイントです。
背骨は7個の頚椎、12個の胸椎、5個の腰椎、そして仙骨と尾骨という構成。ここで頚椎は前に反り、胸椎が丸まっています。腰椎で再び前に反って、仙骨と尾骨で丸まっているのです。
ピラティスの胸式呼吸は、ふだん使うことのない骨盤底筋などインナーマッスルを意識することが大切。これがピラティスのダイエット効果につながります。また、ピラティスの呼吸法は腹筋を引き締めるだけでなく、内臓を活性化する効果もあります。これがダイエットにうれしい代謝アップにつながるのです。
【関連リンク】
その気になればすぐ!?内臓脂肪レベルの落とし方
「体幹」と「インナーマッスル」の鍛え方の違い
皮下脂肪を落とすだけで腹筋を割る方法とは?
体脂肪率の理想は腹筋が割れる「10%以下」
ぽっこりお腹を引き締めるインナーマッスル腹筋