サウナは痩せるのではなく汗のぶん軽くなるだけ

サウナに痩せる効果があるというのは大きな誤解。サウナスーツや長時間入浴で痩せる方法も同じように間違いです。サウナに入れば、たしかにで体重は落ちるもの。ボクシングの減量にはサウナが使われています。しかし、それは汗をかいた水分のぶん軽くなっただけ。サウナで痩せることはできません。

サウナは手っ取り早く体重を減らす

たしかに、サウナは手っ取り早く体重を減らす方法ではあります。ボクサーが試合前にサウナ状態にしたジムで、さらにサウナスーツを着て減量するシーンをアニメや映画で見たことがあるでしょう。

人間の体の60％は水分で構成されています。サウナに入って1時間で2kgも体重が落ちたとしたら、それは体内の水分が2kgぶん減っただけのこと。体脂肪はまったく減っていないため、サウナで痩せることはできないのです。

そして、人間にとってもっとも大切な栄養素は水にないます。水はほかの惑星に生物がいるかの判断基準の1つにされるほど。基本的に、水がなければ生命は存在しないのです。

食べ物はなくとも、水さえあれば1週間以上生きられるといわれています。しかし、水分がなければ、人間は3日で死んでしまうのです。サウナで体内の水分が喪失だけでも私たちの脳の機能は低下してしまいます。

集中力や判断力が落ち、筋力や持久力、反応時間などがすべてダウン。いわば軽度の脱水症状です。サウナで体重を落とす行為は、それだけ大切な水分を失っているということ。脱水症状にもなりかねないので危険です。

しかも、サウナで体脂肪はまったく減りませんから、水分を補給すれば体重は元どおりとなってしまいます。サウナで体重は落とせても痩せることは不可能。しかも、脱水症状になる危険もあるので注意しましょう。

情報提供元：インナーマッスル