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筋トレマシンをリズミカルに動作させている光景を映画やドラマなどで目にすることがあるでしょう。筋トレマシンをリズミカルに動作させたほうが効果があると考えている人も少なくありません。しかし、筋トレマシンは「2秒で動作して4秒で戻る」のが正解。ゆっくり戻すことが筋トレマシンでは大切なのです。
筋トレマシンは負荷をかけながら、ある程度ゆっくり動かないと筋肉には効きません。ゆっくり動かさなければならない理由は2つあります。
ゆっくり動かす理由の1つめは、筋トレマシンを速く動作させようとするほど、フォームが崩れてしまからです。たとえば、レッグプレスは「太もも・太もも裏・お尻」の筋肉を使うマシン筋トレ。高速で行うとフォームが崩れてしまい、腰などに負担がかかってしまいます。
結果的に、ターゲットの筋肉にかかる負荷が減ってしまうのです。筋トレマシンはゆっくり動かしたほうが、ターゲットの筋肉だけを使いやすくなります。
2つめの理由は、筋トレマシンを速く動作すると勢いが生じてしまうからです。最初に強い力で勢いよく重りを押すと、あとは重りに対して抵抗することなく筋肉が縮むだけになってしまいます。
筋肉を刺激するには、負荷に対して力を発揮して疲労させることが必要です。動作の始めに一瞬だけ力を出すだけでは、筋肉が疲労せずに非効率。動作全般にわたって筋肉が力を出しすことが効率的な筋肥大や筋力アップにつながるのです。
筋トレマシンでは戻すほうをゆっくりにすることにも理由があります。負荷を持ち上げる動作は短縮性筋収縮で、戻す動作は伸張性筋収縮。より大きな力を発揮できるのは伸張性収縮になります。このため、戻す動作の時間を伸ばすことで筋肉により刺激を与えることができるのです。
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