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呼吸とは自律神経の支配下にあるため、意識しなくても途切れることはありません。しかし、呼吸の長短や回数をコントロールすることは可能です。なかでも腹式呼吸は副交感神経を中心に自律神経が活性化され、リラックス効果があります。そんな腹式呼吸のリラックス効果は横隔膜の動きが重要なのでした。
お腹を膨らませながらゆっくりと息を吸って、お腹をへこませながら長く息を吐くのが腹式呼吸。緊張したときに腹式呼吸を行うと、副交感神経が優位となってリラックス効果があることで知られています。
腹式呼吸の効果のポイントは、横隔膜の上下に動く幅を大きくすることにあります。息を吸うときにお腹をふくらませることで横隔膜が収縮。横隔膜が下がって肺が拡張して、より多くの空気を取り込みます。
反対に息を吐くときにお腹をへこませることで横隔膜が弛緩。横隔膜が上がって肺が収縮して、より多くの空気を吐き出せるというわけです。そして、この横隔膜の上下動がリラックス効果のカギを握っています。
緊張やストレスにさらされると交感神経が過度に高まり、呼吸は自然と早く浅くなります。ここで腹式呼吸で横隔膜が大きく動くと、その周辺にある神経嚢が刺激されて自律神経が活性化するのです。
なかでも副交感神経が刺激を受けて高まり、過度に高まった交感神経を抑えてくれるというわけ。こうして自律神経のバランスが整って、結果的にリラックス効果となって表れるのです。
なお、腹式呼吸の効果は自律神経を整えるだけではありません。腹式呼吸を続けると、脳の前頭前野が反応。アルファ波が出て、リラックスしているけど明晰という理想的な状態になるのです。
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