副交感神経を高めて交感神経を鎮める自律神経をコントロールする呼吸法が「横隔膜呼吸」です。横隔膜が大きく動くと、その周辺にある新契嚢が刺激されて、自律神経の活性化につながっていくのです。そんな横隔膜呼吸は胸式と腹式を合わせた呼吸法。胸式と腹式を別々にやっても効果があります。



横隔膜呼吸は胸式と腹式をマスター


さっそく横隔膜呼吸のやり方を見ていきましょう。横隔膜呼吸をマスターするために、まずは胸式呼吸と腹式呼吸を別々にしっかりマスターするところから始めます。最初は胸式呼吸から練習しましょう。


まずは呼吸を感じやすくするために、仰向けに寝て膝を立ててください。続いて、胸の上に手を置きます。この手を胸に置くのがポイント。そして、胸がふくらんでくるのを意識しながら息をゆっくり大きく吸い込みます。


息を吐くときも、胸がしぼむのを意識しながらゆっくりと行ってください。胸式呼吸での吸って吐いてを5回ほど繰り返します。胸式呼吸に続いては、腹式呼吸の練習をしていきましょう。


横隔膜呼吸で自律神経にメリハリ


腹式呼吸は胸式呼吸と同じ姿勢で、わき腹に手を当てるのがポイント。あとは、お腹がふくらんでくるのを感じながらゆっくり息を吸い、お腹がしぼむのを感じながらゆっくり息を吐くのです。今度も5回、吸って吐いてを繰り返します。


この胸式呼吸と腹式呼吸を毎日、朝晩1セットずつ行うことで、乱れてしまった自律神経が安定し始めるのです。さらに、胸とお腹を同時にふくらませたり、へこませられるようになれば、よりメリハリの効いた自律神経になっていきます。


実際、自律神経が乱れている人が、この横隔膜呼吸を実践したところ、2日目から自律神経のメリハリが復活。自律神経の乱れから高止まりしていた血圧が、食事中や睡眠中にしっかり下がるようになったのでした。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 横隔膜呼吸は胸式と腹式を別々にやっても効果