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どんなに痩せた人でも内臓脂肪がゼロという人はいません。とはいえ、高すぎる内臓脂肪レベルは、糖尿病や動脈硬化といった生活習慣病のリスクを上げてしまいます。とはいえ、あまり運動せずに内臓脂肪レベルが高くなった人がいきなり腹筋運動をしても効果薄。まずは腹筋ストレッチから始めましょう。
脂肪には大きく2種類あります。アウターマッスルとも呼ばれる表層筋の外側にあるのが皮下脂肪、内側にあるのが内臓脂肪です。内臓脂肪は、腹腔内の内臓のすき間にびっしり溜め込まれます。
この2つの脂肪のうち、食事や運動による刺激で落ちやすいのは圧倒的に内臓脂肪。その性質からよく「内臓脂肪は普通預金で皮下脂肪は定期預金」と表現されます。内臓脂肪レベルはじつは簡単に下げられるのです。
とはいえ、内臓脂肪レベルが高くなるということは、それだけ運動不足ということ。とくにお腹まわりの可動域が狭まっている可能性が大です。食事制限やウォーキングなどの運動とともに腹筋ストレッチを忘れずに行いましょう。
まずは前後の腹筋ストレッチから。椅子に浅く腰かけて座面の後方を両手でつかんだら、両手を伸ばして背中を反らせます。10秒キープしたら、今度は背中を丸めて10秒キープ。これを3セット行います。
左右の腹筋ストレッチは、椅子の座面半分に片方のお尻を乗せて行います。乗せているお尻側の手で座面をつかんだら、反対側の手を伸ばして乗せたお尻側に上体を倒すのです。10秒キープを3セット行ったら、逆側も行います。
腹筋ストレッチは椅子に座ったままできるので、仕事の合間に気分転換を兼ねて行うとよいでしょう。腹筋ストレッチによって可動域が広がれば、それだけ日常生活での消費エネルギーもアップして、内臓脂肪レベルを効率的に下げられます。
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