日本人の4人に1人が抱えるという膝の痛み。膝が痛い原因は加齢により蓄積した負担が軟骨や半月板をすり減らすため、痛みが出る場合が多いといわれています。しかし、膝の痛みに対して、膝以外の部分を治療する方法も存在。膝が痛い原因は太ももやふくらはぎの筋肉にある場合があるのです。



膝が痛い原因は膝の損傷だけでない


実際、軟骨がすり減って膝が痛いという患者もいれば、同じくらい軟骨が傷んでいても痛くない人もいます。また、半月板の手術をしても痛みがまったく取れない人も存在するのです。


じつは半月板が傷んでいることは正しいのですが、痛みの治療は別問題。膝が痛い原因は別にあるからです。実際、60歳以上の4割の人が、膝に損傷があっても痛みを感じていないといいます。つまり、膝が痛い原因は膝の損傷だけではないということ。重要なのは痛みを取り去ることなのです。


じつは膝まわりの筋肉が傷つくと、緊張状態となって血管が収縮。血液の流れが悪くなって、発痛物質が出てきます。その信号が脳に届くと、脳は膝が痛いと誤って感じてしまうのです。


膝が痛い原因を局所麻酔でリセット


膝が痛い原因は関節内部の損傷ではなく、膝周辺の筋肉の痛み。太ももやすねなどを指で押してみて、痛みを感じたポイントが、膝が痛い原因なのです。その場所を膝の痛みの引き金となるトリガーポイントと呼んでいます。


そして、このトリガーポイントに局所麻酔を注射。0.3ミリの細い注射針のため、痛みはほとんどありません。膝の痛みと原因となるトリガーポイントは人によってさまざま。そのすべてに麻酔をして、脳への痛みの信号をブロックします。


トリガーポイントに麻酔を打つと、緊張がほぐれて血流がよくなります。つまり、発痛物質が発生しづらい元の正常な状態にリセットされるのです。さらに、もう1つのメリットは痛みの悪循環をリセットできること。痛みがあると筋肉が反射的に緊張して、また痛みの物質が作られ、新たな痛みがおこるからです。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 膝が痛い原因は太ももやふくらはぎの筋肉にある