「ニートゥチェスト」は、長座の姿勢からひざ(ニー)を胸(チェスト)に引き寄せるエクササイズ。一般的に腹直筋に効くといわれる筋トレですが、じつは下腹部の奥にあるインナーマッスル・大腰筋にもよく効きます。ニートゥチェストで大腰筋の筋トレをする方法を紹介しましょう。



大腰筋の筋トレにニートゥチェスト


大腰筋は下腹部の深部にあるインナーマッスルです。おもに太ももを前に振り出す働きがあります。また、骨盤を前傾させて姿勢を維持する働きもあるため、大腰筋の筋トレはよい姿勢の維持にもつながるのです。


そんな大腰筋の筋トレには、一般的に腹直筋を鍛えるといわれるニートゥチェストがよく効きます。そこで、あえて大腰筋の筋トレを主目的とするニートゥチェストのやり方を紹介しましょう。


まずはスタートポジションは、長座して両手をお尻の後ろについて、上半身を少し後ろに倒します。両足を床から少し浮かせたら準備完了。お腹に力を入れ続けて、両足が常に浮いた状態をキープします。


大腰筋の筋トレなら上体は固定する


この体勢から息を吐きながら、3秒かけてひざを胸にゆっくり引き寄せるのです。意識するのは足ではなく、お腹の筋肉を使うこと。すると、下腹部と太ももの付け根が熱くなっているのを感じられるでしょう。


膝を胸に引き寄せるときに胸も同時に引き寄せると、腹直筋により負荷をかけられます。大腰筋の筋トレにターゲットを絞るなら、上体は固定したままでひざを引き寄せるようにしてください。


引き寄せた足は、息を吐きながら3秒かけてゆっくりスタートポジションまで戻します。そして、スタートポジションで1秒キープ。そのあとに2回目の引き寄せ動作に入ります。大腰筋の筋トレのニートゥチェストは10回×3セットが目安です。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 大腰筋の筋トレにはニートゥチェストがよく効く