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内臓脂肪レベルが上がると、内臓脂肪は横隔膜を押し上げてしまい、呼吸が浅くなってしまいます。すると酸素の供給量が減って脂肪が燃えにくくなってしまうのです。内臓脂肪レベルがさらに上がる悪循環に陥ります。そこで、内臓脂肪レベルを下げるのに効果的な横隔膜ストレッチを紹介しましょう。
私たちの胴体部分は、心臓や肺がある胸腔と胃や腸がある腹腔の2つに分けられます。内臓脂肪が溜まるのは腹腔内です。そして、胸腔と腹腔の境目にあるのが横隔膜。横隔膜はインナーマッスルの一種で、薄い筋肉の膜です。
そもそも呼吸をするとき、肺が勝手にふくらんだり縮んだりしているわけではありません。じつは横隔膜などの筋肉運動によって、胸腔を広げたり縮めたりすることで、肺に空気が入ったり出たりしています。
ここで横隔膜は呼吸をするときに重要な役割を果たすインナーマッスルです。運動や深呼吸をするなど、空気をたくさん必要とする場合に上下に大きく移動します。ところが、内臓脂肪レベルが上がると脂肪で腹腔のスペースが減少。横隔膜が上下に大きく移動することがなくなってしまうのです。
横隔膜の上下動が少なくなると呼吸は浅くなります。すると、肺は次第に小さくなっていくのです。肺が小さくなると取り込む酸素は減少。酸素の供給が減ると脂肪は燃えにくくなり、内臓脂肪レベルががさらに上がるという悪循環に陥ります。
このため、内臓脂肪レベルを下げるのに効果的なのが横隔膜を上下させるストレッチ運動です。横隔膜ストレッチは、足を肩幅に開いてリラックスして立ったら、両手はだらんと下げた状態で鼻からゆっくり息を吸いながらお腹を膨らませます。
そして、お腹に手を当ててゆっくり口から息を吐いてお腹をへこませます。さらに両手をお腹の前で組んで、お腹にある空気を残らず吐き切るのです。1回の呼吸は10秒間かけて行い、吸うときよりも吐くときに時間をかけます。内臓脂肪レベルを下げる横隔膜ストレッチは1セットあたり5回。これを朝昼晩の1日3セット行います。
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