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プリン体は食品による影響はほんの2割。残り8割のプリン体は体内で作られます。食品のプリン体の影響を見ていくために、まずはさまざまな運動をしたとき、尿酸値がどのように変化するかを見ていきましょう。尿酸値対策として大切といわれる水をたっぷり補給しながら行います。
まずはクライミング。腕の筋肉がパンパンです。ダンス教室では、たっぷり1時間もレッスン。マシンを使ったトレーニングも行いました。運動後、再び採血して尿酸値を測定すると、数値はなんと「10.9mg/dl」。上がってしまいました。
そこで、私たちの体の中で食品がどのように尿酸になるかを確認していきましょう。まず私たちが口にするお肉には、その細胞1つ1つの中にプリン体は含まれています。プリン体はいわば、細胞のDNAの一部分なのです。
このお肉を食べると、体内にプリン体が入っていきます。プリン体は体に入っただけでは尿酸にはなりません。プリン体を尿酸にするのは肝臓の仕事。肝臓はプリン体を材料として尿酸を作ります。こうして、私たちの血液中にはある一定の尿酸が含まれる状態になるわけです。
ただし、食品から作られる尿酸は全体のほんの2割にしか相当しません。残りの8割のプリン体は私たちの細胞から生まれています。お肉の細胞にプリン体が含まれているように、私たちの体の細胞にもプリン体は含まれているものです。
そして、古い細胞を新しい細胞に作り替える新陳代謝などで、プリン体は作られるというわけ。そのプリン体を材料として、肝臓がせっせと尿酸を作り出します。8割のプリン体は何もしなくても生み出されているのでした。
ここで筋トレなどの激しい運動をすると、筋肉に微細な傷ができてそれが再生されます。結果的に新陳代謝が活性化するために、一時的に尿酸値が高くなってしまうのです。ただし、激しい運動で増えた尿酸はすぐに元のレベルに戻ります。
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