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強いインステップキックが蹴れるかどうかが、スイングスピードに左右されるのはゴルフや野球とまったく同じ。どれだけ速く足を振り抜けるかがインステップキックのポイントです。インステップキックはいわば、多関節を使った全身運動。なかでも強いインステップキックには大腰筋が重要だったのです。
ボールを強く蹴るには、なるべく反発力の高い位置でボールを捉えることが大切です。それができると、あとはスイングスピードが速ければ速いほど、強いボールが蹴れることになります。
そして、スイングスピードを上げるポイントがたくさんの関節を使うこと。キック力を上げるには、たくさんの関節を使った全身運動が大事なのです。なかでも重要なのが足の根元にあります。
インステップキックと筋力の関係をグラフで見てみましょう。強いキックの場合、足の根元にあたる股関節の筋肉の動きがもっとも大きな動きを示していることがわかります。これこそが大腰筋の働きです。
とかく速く動いている足先のほうが力を出しているように思いがちですが、実際に力を出しているのはその逆。根元にある大腰筋が大きな力を出しています。だからこそ、大腰筋をしっかり鍛えることが強いインステップキックには必要なのです。
元サッカー日本代表の中村俊輔選手の場合、股関節の可動域を広げるためによくストレッチを行っているといいます。中村選手いわく、そのストレッチによって蹴り足のスピードを上げているのです。
また、体幹で大きなエネルギーを生み出して、それを足先のインパクトに伝える技術も必要になります。ヨーロッパの選手がインサイドキックでも強いボールを蹴れる秘密は、そういった技術の違いにあるのでした。
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