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閉塞性動脈硬化症とは、血管にコレステロールなどが溜まり、細く硬くなってしまって栄養などを送れなくなる病気。悪化すると足の切断が必要な場合もあります。40代以降の男性に多く、推定患者数は700万人ともいわれるほどです。閉塞性動脈硬化症について詳しく見ていきましょう。
じつは、閉塞性動脈硬化症の症状が出ている人は、その50%に心臓にも動脈硬化による心筋梗塞がおきています。また、20%の人には脳にも同じようなことがおきて、脳梗塞をおこす可能性があるのです。
閉塞性動脈硬化症の原因は、肥満や高血圧、高血糖、糖尿病、脂質異常症、喫煙など。生活習慣病を抱えている人は要注意です。閉塞性動脈硬化症が男性に多いのは、男性に喫煙者が多いことに由来しています。喫煙をしていると、動脈硬化になるリスクが高いからです。
また、女性の場合は糖尿病が動脈効果の原因になっていることが多いため、重症例が多いといわれています。足を切断しなければいけないケースも含まれるため、女性だから安心できるというわけではありません。
閉塞性動脈硬化症を簡単にチェックする方法は、床に仰向けになって両足を直角に上げた状態で、30秒ほどひざの屈伸を行います。ここで足の血流が悪いと、足の表面が青白くなるのです。左右で足に差が出ると動脈硬化の可能性があります。
ひざの屈伸が終わったら起き上がって、体育座りをしてください。ここで血流が悪いと、色の戻りが悪いからです。このとき、左右差にも注意してください。
閉塞性動脈硬化症の予防には「3分連続で歩いて1分休む」というウォーキングが有効。歩ける範囲で、これを3~5回ほど繰り返します。比較的、軽症の動脈硬化なら治ることがあるのです。
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