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じつは最新研究で、体の中のある部分がまるで金属のように錆びてしまい、老化の大きな原因になっていることに、いま医学界が熱い視線を送っています。そのある部分とは、体のいたるところに存在する脂肪です。なんと脂肪の「錆び」がさまざまな病気を引き起こすのでした。
これまでの常識では、暴飲暴食など生活習慣の乱れから、大量の脂肪が心臓をはじめとする内臓にたっぷり溜まることで、心筋梗塞や脳梗塞などの命に係わる病の原因になると考えられてきました。
つまり、脂肪の量が問題視されてきたのですが、じつは脂肪はその量にかかわらずいつの間にか、金属と同じように錆びつきをおこすのです。その結果、体の老化を進め、健康被害をおこしているのでした。
専門家は「最新の研究では脂肪が錆びるということがわかってきて、それがさまざまな病気を引き起こすことがわかってきた」と話します。脂肪が錆びると動脈硬化や認知症、がんを発症させるのです。
脂肪の錆びは、料理で使う油をイメージするとわかりやすいでしょう。使い古した油は色が変色してしまいます。これと同じことが体内の脂肪でおきていて、それが大きな健康被害の原因となっていることがわかってきました。
そんな脂肪の錆びを落としてくれる栄養素がビタミンEです。ビタミンEは脂肪の錆びを防ぐ抗酸化物質の1つで、さまざまな食材に含まれていることが知られています。ビタミンEが多い食材は、イクラやたらこなどの魚卵、ウナギやタイ、ハマチなどのお魚です。
野菜ではカボチャや赤ピーマン、サツマイモなど。果物ではマンゴーやキウイ、アボカドに多く含まれています。アーモンドや落花生、松の実などのナッツ類も豊富です。肉類にはあまり多く含まれていません。
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