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体脂肪率がなかなか減らないという人に、効率よく脂肪燃焼できる有酸素運動のやり方を紹介しましょう。それが目標心拍数を意識した運動です。心拍数は上がりすぎると脂肪の燃焼率がダウンするもの。体脂肪率を効率的に減らすなら目標心拍数を把握することが大切です。
体脂肪率を減らすには、有酸素運動によって脂肪を燃焼させる必要があります。有酸素運動とは全身に酸素を送って、脂肪を燃やす比較的ゆるやかな運動のこと。激しい運動で心臓に負担をかけすぎると、酸素の供給が追い付きません。
酸欠状態に陥って有酸素運動が無酸素運動になってしまうと、脂肪は燃えにくくなって脂肪の燃焼率ダウンしてしまいます。すなわち、体脂肪率を効率的に減らすカギは心臓にあるのです。
そして、適切な酸素の供給量を知る手段が目標心拍数とよばれるものです。目標心拍数は、最大心拍数の60~75%。最大心拍数は「220」から年齢を引いた数値になります。
そして、最大心拍数の75%が上限値、60%が下限値となるわけです。計算式にすると、目標心拍数=(220-年齢)×0.75が上限値、「×0.6」が下限値ということ。年齢が30歳であれば114~143、40歳であれば108~135となります。
なお、心拍数は1分間の拍動を測るもの。とはいえ、1分も計測する必要はなく、15秒間で計測した回数を4倍して使用します。目標心拍数の範囲の運動なら、心臓は無理なく動いて、効率よく脂肪が燃焼しているということです。
つまり、体脂肪率を減らそうと息が「ゼェゼェ」とするようなジョギングをしても効果は薄いということ。目標心拍数の範囲に収まるようにウォーキングしたほうが、効率的に体脂肪率を減らすことができるのでした。
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