肥満学会とは、肥満の専門医が集まる学会。年に一度、集まって肥満の治療や予防の研究を発表しています。いわば肥満会のパリコレのようなもの。毎年行われている肥満学会の総会では、最新の太りにくい成分の研究発表などが行われ、肥満治療に役立てられています。



柚子は太りにくい食材だった


この肥満学会で発表された、最新の太りにくい食材が柚子(ゆず)です。柚子といえばさわやかな香りが特徴の、寒い時期には欠かせない名脇役といえます。なぜ柚子が太りにくい食材なのでしょう?


その理由は柚子に含まれるノミリンという成分にあります。ノミリンは皮などを食べたときに感じる柑橘類特有の苦味成分です。ノミリンの作用は大きく2つ。1つは、ノミリンを摂ると使うエネルギーが増えること。これで脂肪がよく燃えるようになります。


もう1つは、腸のほうに働いて、インクレチンというホルモンを出させること。このインクレチンが食欲を抑えたり、血糖を下げたりしてくれるのです。インクレチンは糖尿病の治療で注射として使われる成分になります。


柚子の皮を食べたときの苦味


すなわち柚子は、消費エネルギーも増やしてくれるし、食欲も抑えてくれるしと、2つの面から太りにくくしてくれるのです。体内の代謝アップによる脂肪燃焼促進と、インクレチンによる食欲抑制のダブル効果が期待できます。


柚子でノミリンが多く含まれているのがタネと皮の部分。とはいえ、タネは食べられないため、皮を積極的に食べるようにします。皮を食べたときに感じる苦味こそ、ノミリンです。


香り付けで添えられている柚子があったら、しっかり皮を食べるようにするとよいでしょう。また、味噌汁や漬物に添えてみたり、納豆に混ぜてみるのもおすすめの柚子の食べ方です。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 柚子は皮までしっかり食べたほうが痩せられる