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NK細胞とはリンパ球の一種で、体の中に入ってくるウイルスや細菌を殺す細胞。インフルエンザや風邪のウイルスなど外敵から私たちの体を守ってくれます。このような体内に入ってきたウイルスなどを攻撃する力が免疫力です。そこで、腹式呼吸の効果で免疫力がアップする方法を紹介しましょう。
免疫力はNK細胞の活性にかかっています。NK細胞を活性化すれば、どの年齢の人も免疫力をアップすることが可能です。じつは最新の研究で、NK細胞を活性化する方法というのが見つかりました。
最新の研究によると、水を飲んで小腸から吸収されて体の中に入っていくというとき、小腸の壁にたくさん存在NK細胞を含むリンパ球が活性化することが判明。水分を摂ることでNK細胞は活性化するのです。
その後、NK細胞を含んだリンパ球は腸のリンパ管を通って、乳び槽という場所に溜め込まれます。ただし、乳び槽に溜められただけでは免疫力がアップしません。ここから全身のリンパ管に送られて初めて全身の免疫力はアップします。
ここでNK細胞を全身に送るポイントは2つあります。1つはリンパを流すために横になること、もう1つが腹式呼吸の効果。そもそもリンパには心臓のような強力なポンプ機能がないからです。
立った状態でいるとリンパ液は重力で下半身に溜まってしまいます。このため、横になるとリンパが全身に行き渡りやすくなるのです。
そして、NK細胞が溜まる乳び槽はお腹のまわりにあります。腹式呼吸の効果で乳び槽が押されて、全身にリンパが巡るようになるのです。腹式呼吸の効果でポンプのようにNK細胞を全身に送ることができます。
ここでNK細胞を全身に効果的に送る腹式呼吸のやり方を紹介しましょう。まず仰向けになって、手はお腹の上に置きます。そして、鼻から息を十分に息を吸って、ゆっくりと十分に時間をかけて口から息を吐き出すのです。
腹式呼吸は腹筋を意識しながら行うと効果がアップします。さらに、息を吐くときに苦しくない程度にお腹を手で押してあげると効果的です。腹式呼吸を1日10分ほど行うと、その効果で免疫力をアップさせられるのでした。
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