筋肥大を促すIGF-1は早食いすると出にくくなる

IGF-1はどのように筋肥大を促すホルモンです。ただ運動するよりも、IGF-1が分泌された状態で運動したほうが筋肥大効果がアップします。ただし、この筋肥大を促すIGF-1は早食いすると出にくくなるもの。食後の血糖値が上昇すると、その糖分がIGF-1の分泌を阻害してしまうのです。

IGF-1は筋肥大を促進するホルモン

筋肉は筋線維と呼ばれる1本1本の繊維状の細胞が、何万本も何十万本も束になって形成されています。まず筋肥大に必要なものは運動です。運動すると筋肉というのは伸びたり縮んだりします。

これを繰り返すと、運動の刺激によって筋肉の線維1本1本が少し太くなるもの。これが筋肉が成長するということです。

ただし、これだけでは大幅に筋肥大させるには不十分。ここで重要になってくるのが筋肥大を促進するホルモンであるIGF-1（アイジーエフ・ワン）です。

IGF-1は肝臓から分泌されると筋肉に付着。この状態で運動すると、IGF-1が筋線維をさらに太くする指令を出すため、筋肉はただ運動だけをしたときより比較にならないほど大きく成長します。

このIGF-1を多く出すためには食べ方に注意する必要があります。IGF-1の量を左右するのは、食事にかける時間です。じつは食事にかける時間が長いほどIGF-1は多く分泌され、食事の時間が短いほどその分泌は少なくなります。

じつは、IGF-1が出やすいか出にくいかは血糖値が大きく影響しているのです。私たちが食事をすると、消化されて血液の中の糖分が増えてきます。これが血糖値が上がる状態です。

ところが、血液中に糖分が増えすぎてしまうと、この糖分がIGF-1の分泌を邪魔してしまいます。その結果、IGF-1があまりでなくなってしまうのです。このため、筋肥大の効果を最大化するにはゆっくり食事することが重要なのでした。

情報提供元：インナーマッスル