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新しい年度が始まり仕事や学業にこれまで以上に気合が入っている方もいれば、早くも心が折れそうになっている方もいらっしゃるはず。本記事ではこれから訪れる大型連休などで訪れてみたい、日本の著名な建築物をご紹介。観光地だけでなくホテルも掲載しているので、建築について勉強中の方から旅の目的地を探している方まで、ぜひご参考に。
建築やアートを楽しめる場所として日本国内の筆頭株といえるのが瀬戸内海の直島、豊島、犬島全体をアートプロジェクトとして利用している「ベネッセアートサイト直島」。
海外からも多くの観光客が訪れる直島では、島内に様々なアーティストが手掛けた作品や建築物が点在。中でも世界的建築家・安藤忠雄氏が手掛けた「地中美術館」はウォルター・デ・マリアによる「タイム/タイムレス/ノー・タイム」やジェームズ・タレルによる「オープン・フィールド」、クロード・モネの「睡蓮」などを空間全体と自然光によって鑑賞できるように設計されています。
普段美術館に行かない人でも楽しめるのが魅力。
島内に点在するスポットへはレンタサイクルや、フェリーでレンタカー・自家用車などを持ち込み見て周ります。タクシーがなく徒歩での移動は大変なので、観光の際は要注意。
地中美術館
休館日: 月曜日
※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館
鑑賞料金: 2,060円
※15歳以下無料
日立市出身の世界的建築家、妹島和世氏がデザインを監修した日立駅直結のカフェレストラン。2012年にはグッドデザイン賞を受賞、2014年には鉄道の国際デザインコンペティションで最優秀賞を受賞。太平洋を眺めながらパンケーキなどのランチメニューからディナーまで楽しめるスポット。
住所:茨城県 日立市 旭町 1-3-20
営業時間:7:00~22:00
東京都葛西臨海水族園、東京国立博物館法隆寺宝物館、ニューヨーク近代美術館などを設計してきた日本建築界の巨匠・谷口 吉生氏が地域活性化の為に設計した日帰り温泉施設。
総湯とはいわゆる「銭湯」の事で、地域の人たちが集まって気軽に温泉に浸かれる場所である事を指します。
金沢を代表する観光スポットである加賀温泉郷の中では比較的観光客の少ない片山津温泉のため、混雑しすぎないのもよいところ。
住所: 〒922-0412 石川県加賀市片山津温泉乙65−2
料金:大人 440円
2005年の開業以来、その泉質の良さと洗練された空間が地元の人のみならず全国的に評判を集めた人気の日帰り温泉施設。
開放感のある露天風呂は内風呂と壁を隔てず繋がり、星空や青空も美しく楽しむことが出来ます。
住所:〒761-8079 香川県高松市仏生山町乙114−5
料金:600円(大人)
彫刻家・インテリアデザイナー・造園家として活躍した故イサム・ノグチが国内における制作拠点として活用してきた場所をそのまま美術館として開放。イサム家、アトリエ、彫刻庭園や未完成のものも含めた所蔵作品を見ることもできます。
住所:〒761-0121 香川県高松市牟礼町牟礼3519
料金:2,160円
営業時間:午前10時 ・ 午後1時 ・ 午後3時 の一日3回 (約1時間・定員有りで事前予約制)
11世紀に建設された天台宗の仏教寺院。飛鳥時代から奈良時代の呪術者である役行者によって706年に修験道として開かれ、険しい道の行先に絶壁の窪みに建てられた寺院が出現。その特異な建築技法から国宝に指定され、冬場以外は登山靴の着用で訪れることができます。地震による影響で入山禁止となっていたものの、平成29年4月18日より一部迂回路による入山を再開。
かなり険しい道なので達成感もひとしおなはず。
住所:〒682-0132 鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
入山料:600円
世界的建築家・姉島和世氏と西沢立衛/SANAAが手掛け2004年にオープンした日本を代表する美術館のひとつ。巨大な円形の美術館の中には国内外のアーティストの美術品や体験型のアートなど、シーズンごとに多彩な作品を展開。美術館のまわりも無料で楽しめるアートスポットや気持ちのいい芝生、小腹を満たすのに最適な屋台なども設置されているので、普段美術館に行かない人でも楽しめる。
レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」が有名。
住所:〒920-8509石川県金沢市広坂1-2-1
営業時間:10:00~18:00(展覧ゾーン)
料金:入館自体は無料、展覧ゾーンは季節により異なる
海をイメージした設計で世界的評価を受ける金沢市運営の図書館。建物の周囲に空いた無数の穴から差し込む光が心地よい設計になっており、アメリカやイギリスなどで「世界の最も美しい公共図書館 ベスト25」、「世界のスーパーライブラリー ベスト4」などとしても紹介。グッドデザイン賞をはじめとした様々な賞の受賞歴もあります。
住所:〒920-0341 金沢市寺中町イ1番地1
開館時間:午前10時から午後7時(平日)
世界的な彫刻家、イサム・ノグチ氏がデザインした公園として知られる札幌市郊外の巨大公園。気軽にアートや建築と触れ合えるほか、春は桜、夏は併設のビーチ、秋は紅葉、冬はスノーシューやクロスカントリーなど1年を通じて楽しめるスポット。郊外ながらバスや電車でも行きやすい場所にあり、北海道に訪れる折にはぜひ足を運びたい。
住所:〒007-0011 北海道札幌市東区モエレ沼公園1−1
営業時間:7:00~22:00
国立競技場の設計に選ばれた世界的建築家・隈研吾氏が手掛ける台湾のパイナップルケーキ専門店の店舗。
地獄組みと呼ばれる檜で造られた唯一無二のデザインは、内部も木の香りを感じられ、洗練された雰囲気。商品を買わなくても無料でパイナップルケーキと台湾茶をふるまってくれるので、お近くにお住いのかたはぜひ。
住所:東京都港区南青山3-10-20
営業時間:11:00~19:00
「焼き肉のたれ」でおなじみの日本食研が総工費80億円以上をかけ建設した巨大な宮殿型の食品加工工場及び博物館。
このド派手な建物は一般でも見学コースが解放されており、実際の製造現場を見ることができるほか、社員食堂で昼食を食べることも可能です。
住所:〒799-1503 愛媛県今治市富田新港1丁目3
料金:大人:1,000円 学生:600円
元々はゲストハウスとして使われていた世界的建築家・隈 研吾氏設計の建物をリニューアルし、デザイナーズホテルとして展開している熱海の人気スポット。水とガラスをコンセプトに設計された空間は太平洋を存分に味わえるようになっており、宿泊者限定の貸切温泉やプール付きの部屋も用意されています。
住所: 〒413-0005 静岡県熱海市春日町8−33
料金:29,160円~
建築設計事務所のアルバイトと独学で建築士試験に合格し、かつてはプロボクサーであった異色の建築家・安藤忠雄氏が監修した元美術館を改修し、国内随一のスモールラグジュアリーホテルとして展開されている瀬戸内リトリート青凪。
屋内・屋外プール、温泉ジャグジー、スパ、サウナなど充実の設備が供えられ、瀬戸内海の絶景を存分に味わえるように設計されています。洗練されたインテリアの客室はわずか7つのみ。
住所: 〒799-2641 愛媛県松山市柳谷町794−1
料金:1室10万円前後~
光と空間を題材とした現代美術家、ジェームズ・タレルが谷崎潤一郎の「陰影礼賛」にインスピレーションを得てデザインした宿泊施設および入浴施設。
浴室全体が作品となっている「Light Bath」、日没時と明け方にライトプログラムが設定された和室「Outside In」など、普通のホテルでは味わえない一風変わった光の演出を楽しむことができ、宿泊だけでなく見学や入浴だけでも可能。
住所: 〒948-0122 新潟県十日町市上野甲2891
料金:施設利用料20,000円+1人当り利用料4,000円(小学生2000円、小学生未満無料)
アルカンシェール美術財団理事長の原 俊夫(はら としお)氏が設立した現代美術を中心とした市立美術館。作品展示だけでなく雰囲気のよいカフェが併設されており、休日でもそれほど混雑しないので都会で忙しく働く大人の隠れた癒しのスポットになっています。
住所:〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
営業時間:11
日本初となる写実絵画専門の美術館として2010年にオープンしたホキ美術館。個性的な外観は2011年に「日本建築大賞」に選出され、外観だけでなく開放的で大きなガラス窓から差し込む自然光や、停止線やロープのない展示なので作品との距離も近く、空間全体で調和のとれた雰囲気。
内部にはカフェやレストランもあるので、そちらも併せてぜひ。
住所:〒267-0067 千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15
開館時間:午前10時~午後5時30分
料金:1800円(一般)