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松坂屋上野店のビル屋上は、もともと社員さんが野菜を栽培したり、近隣の保育園の園児が遊びに来たり、人々の憩いの場所として活用されていたそう。2024年5月にその一角に10鉢を設置し、ホップの苗を植えました。
1日に2回、水あげの当番を社員さんで決め、間引きをしたり、グリーンカーテンになるようにロープを張ったりして天塩にかけて育て、いよいよ10月1日に収穫。切り落としたホップを枝ごとテーブルに運び、みんなで枝からふわふわのホップを手で取り外します。
この日に獲れたのは約1,000gのホップ。柑橘類にも似た爽やかなホップの香りに包まれながら、ホップを収穫する時間はとても幸せ。都会のど真ん中で開催されているとは思えない貴重な農業体験です。それから徒歩5分のところにある「シノバズブルワリー ひつじあいす」にホップを運びました。
店では収穫したホップを半分に割り、中から黄色の粉末が見えるような状態にしました。この粉末が香りの元。その後、網に入れて小分けにし、麦を煮込んだタンクに投入。約1時間ホップを煮込んだ後に、20℃に温度管理されたタンクに移動させて、約3週間かけて発酵させています。
ひと仕事を終えた関係者や参加したメディア関係者は、生のホップが出回るこの時期だけのホップトッピングサービスを楽しみました。
ビールに先ほどのホップを1個のせただけで、飲む前からホップの爽やかな香りが通常の何倍にも広がります。乾杯!
これら今年で3年目を迎える「しのばずホッププロジェクト」は、2024年10月に公益財団法人都市緑化機構が主催する、都市の緑化保全と緑化推進の普及啓発を目的とした「緑の都市賞」奨励賞を受賞されました。皆さま、おめでとうございます!
「シノバズブルワリー ひつじあいす」では「しのばずホップPJ」の提供時期に合わせて、11月末頃から北海道 厚真町の羊生産者 山田忠男さんの道内でしか流通していないとても希少でとびきり美味しい羊肉を使った限定メニューを提供開始します。
餌にカボチャを加えてストレスのないように飼育している山田さんの羊は、マトンながらクセのない風味で柔らかく、外国産に比べて肉本来の味が濃いのが特徴です。
羊肉を絶妙な火加減でローストし、酸味や果実味の豊かなクランベリーソースを合わせた一品。濃厚なフォアグラと甘めのパースニップ(人参)のリゾットとともに味わいます。コース(要予約 10,000円)の1品に盛り込まれている限定メニュー。希少なのでお肉がなくなり次第、終了。お早めに〜!
「シノバズブルワリー ひつじあいす」は主にニュージーランドの羊肉を使っているそうですが、希少な限定メニューとして、北海道 厚真町産の羊料理も提供しているようです。
同社では他の姉妹店も含めて、16年前から羊肉を提供しており、2024年3月には看板メニュー「ラムチョップ」が累計販売2万本を達成したとのこと。上野にある世界の羊料理とご当地のビールが楽しめる「シノバズブルワリー ひつじあいす」、ぜひこの機会に貴重でスペシャルなビールと羊料理の組み合わせをご堪能くださいね!
店舗データ
所在地:東京都台東区上野2-10-7
アクセス:JR上野駅・御徒町駅・東京メトロ湯島駅より徒歩3分
営業時間:[日~木、土・祝]12:00~23:00(L.O 22:30)
[金]17:00~23:00(L.O 22:30)
定休日:なし
規模:1階26席、2階46席、計72席(2階は半個室と完全個室)
平均客単価:約1,000円~約5,000円