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日本でも昆虫を食べる文化は少なからずありますが、東南アジアやアフリカでは昆虫食文化は日本とは比にならないほど種類豊富。なかにはグルマンをうならすほどの美味なものもあるとか…!? そこで今回は美味しいと噂の昆虫とその調理法を3つご紹介!
■【カミキリムシの幼虫】/“昆虫界のトロ”と呼ばれる美味しさ?
『楽しい昆虫料理』、『昆虫食入門』などの著書を持つ昆虫料理研究家の内山昭一さんは、一番美味しいと思う昆虫としてカミキリムシの幼虫を挙げています。その美味しさは「マグロのトロのような味」なのだそう。
そんなカミキリムシの幼虫の調理法で、ポピュラーなのがバター醤油炒め。まず、カミキリムシの幼虫を沸騰したお湯で3分ほど下茹でし、熱したフライパンにバターをしいてこんがりするまで焼きます。香ばしく焼けてきたら醤油をささっと垂らしてなじませれば完成! トロとまで言われると食べてみたくなりませんか…?
■【オオスズメバチの前蛹】/カニ味噌のような旨味がたっぷり?
オオスズメバチもマニアのなかでは有名な美味しい虫なんだとか。前蛹とはさなぎになる前の、体が動かなくなる時期を指します。そんな成虫になる前の段階は甘みと旨みが凝縮されており、最も美味しい時期なのだそう。
しゃぶしゃぶのようにササッと軽く茹で、ポン酢などでシンプルにいただくのが人気の食べ方。カニ味噌やウニに近い濃厚なうまみが楽しめるのだそうです。とは言え、昆虫食ビギナーからすると、シンプルすぎる調理法とシンプルすぎる味付けで食べるのは、なかなか勇気がいるかもしれませんね。
■【トノサマバッタの成虫】/揚げて食べたらほとんどエビフライ?
草が生い茂っている場所ではよくお目にかかれるトノサマバッタも、美味しい虫として定番だそう。トノサマバッタは天ぷらや素揚げなど、フライで食べられることが多いみたいです。
硬い外骨格が揚げられることからか、トノサマバッタを食べたことがある人は、みな「エビみたい」と口を揃えるんだとか。特に食感が似ているんでしょうね。とは言え、トノサマバッタは多種多様なバッタのなかでも、「特にバッタ味が濃い」と言われることもあるそうなので、まずバッタを食べてみないと風味を想像するのは難しいかもしれません…。
――美味しい虫たちはシーフードに例えられることが多いようですね。マグロのトロ、かに味噌、エビフライと言われると、一度は食べてみたい気になります。