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相次ぐ新型コロナショック報道の影に隠れ、「こじるり」ことタレントの小島瑠璃子(26)による「筋トレに励む男性」に関する発言が、ほんのり炎上しちゃった様子である。
小島は4月21日、元AKB48の板野友美(28)とインスタライブを開催。筋トレをする男性について、
「筋トレって、世界で一番意味わからない。努力の方向が筋トレじゃなくて、筋肉がつくなにかをやればいいと思う。ラグビーやってて筋肉がつく、とか、格闘技やってて筋肉がつく、っていうほうが好き。男たるもの、見せるための筋肉じゃなくて使える筋肉を持っとけよって思う。だって、なにかあったときに人の役に立つ筋肉のほうが良くない? どうすんの、見かけだけのムキムキ」
……と持論を展開。ところが! このコメントに対して、ちまたの筋トレマニアから、
「これでこじるり嫌いになったわ」
「小島瑠璃子は全てのトレーニーを敵に回した」
……ほか、批判の声が殺到。こうした事態を受け、小島は4月30日に自身のツイッターに
筋トレって筋トレしてる人にとって聖域なんだってことがわかったよ ごめんよ、でもただの男性のタイプの話だからね、筋トレしてる人の人間性や本質の根っこから否定しているんじゃないんだよぉ。ムキムキが個人的にタイプじゃないだけなんだよぉ。
—小島瑠璃子 (@ruriko_kojima) 2020年4月30日
……と謝罪と釈明の意を投稿した。
さて。まず個人的な見解を述べさせていただくなら、私もこじるりの“筋肉論”には猛烈に賛同する。私は生まれてこのかた、一度もジム通いをしたことがない。週に2〜3回草野球の試合をこなす生粋の野球好きである私にとって「筋肉」とは、キャッチボールやノックや素振りやベーラン(=「ベースランニング」の略)……といった反復練習によって自ずと鍛えられるのが理想であって、自宅で行う腕立て50回や腹筋100回は、あくまで速い球を放ったり、スイングスピードを上げたりするための“補助作業”に過ぎない。つまり、ゴールはこじるりが言うところの「見せる筋肉」ではなく「使える筋肉」にあるわけだ。
しかし! いっぽうで「女性の前で裸を披露する可能性がホンの数%だけでも生じるシチュエーション」、たとえば「ちょい私に気がありそうな女性とのデート」が間近に控えている際などには、2〜3日前から腕立てや腹筋の回数を増やして、身体をつくったりもする。つまり、このケースではこじるりが言うところの「見せる筋肉」がゴールになっている。すなわち、私が筋トレに抱く“信念”はブレブレなわけであって(笑)、本来は単にジムへ行くのが面倒臭いだけ……なんだろう。たぶん。
私のように「週2〜3回(=年間100試合。今はさすがに1ヶ月以上“お預け状態”であるが…)の野球」という、いささか尋常じゃない、プロ球団2軍クラスの“筋肉を鍛える場”がある者にとっては、たしかに筋トレの必要性も希薄であろう。けれど、はたしてそんな脳天気な環境に恵まれた社会人が、ここ日本に何人実在するのか? たいがいの真面目に働いているヒトたちは、最短の効率を見込めるジムで、程度の差こそあれ「見せる」なり「使う」なりの筋肉をつくり、ひいては“日々の運動不足”や“健康の維持”に努めなければならないのである。
したがって、多少フランクすぎるきらいもなくはないものの、とりあえず速攻で「謝罪」の意を示したこじるりの判断は賢明だったのかもしれない。私だったら合コンでこじるりと同質の放言をし、7〜8割くらいの男子から嫌われてしまいがちな女の子がもしいたら……逆に速攻で行っちゃいますけどね? 少数派同士の意気投合ってまさに三段跳びで親密になれますから!