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1979年に放送開始された『機動戦士ガンダム』。そして『ガンダム』シリーズに登場するロボット、MS(モビルスーツ)をプラモデル化した「ガンプラ」が生まれたのが1980年。そう、2020年はガンプラ40周年イヤーなんです。
そこで今回は「ガンプラ」40周年を記念して、「アニメで未登場の“赤いガンダム”」でガンプラ化されている3機ご紹介します。
■キャスバル専用ガンダム
※「MG 1/100 キャスバル専用ガンダム Ver.3.0」などとしてガンプラ化
全身を赤くカラーリングしたガンダムで、初代ガンダム(RX-78-2)をベースとした機体。
ガンダムファンには説明不要でしょうが、キャスバル(キャスバル・レム・ダイクン)とは『機動戦士ガンダム』などでお馴染みのシャア・アズナブルの本名。つまり、この「キャスバル専用ガンダム」とは、シャアのために赤くカラーリングされたガンダムなのです!
この「キャスバル専用ガンダム」はゲーム作品『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に登場したMSで、IFストーリーに登場する機体のため、ガンダム正史には登場しないんですね。ですからアニメにも未登場なんです。
先述したとおり、見た目はほぼ初代ガンダム(RX-78-2)を赤くしただけなので、アムロが乗っていた初代ガンダムにシャアが乗るという、ファンにはたまらないMSなんですよ。
■ディープストライカー
※「MG 1/100 PLAN303E ディープストライカー」としてガンプラ化
胴体や巨大な肩パーツを赤にカラーリングしている「ディープストライカー」。『機動戦士ガンダムΖΖ』の主役機「ΖΖガンダム」と同時期に開発された可変MS「S(スペリオル)ガンダム」の強化プラン機体です。小説・フォトストーリー『ガンダム・センチネル』という作品で登場した「Sガンダム」は、非常に人気の高い機体ですが、この「ディープストライカー」はかなりマニアック。
なぜなら、先述したように「Sガンダム」の強化プランだったんですが、あくまで検討が行われていただけとのことで、実際には開発コストが天文学的な金額になるためペーパープランのみで終わったという設定なんです。要するに、フィクションである物語のなかでさえも、実機は誕生していなかったことになっているMSなんですよね。
にもかかわらず、その一点突破型の強襲をコンセプトとした超大型武装と、大型ブースター・ユニットは見る者を圧倒する存在感で、メインカラーリングを赤と白にしたそのインパクトとも相まって玄人垂涎のMSとなっているのでした。
■ガンダムアストレイ ターンレッド
※「MG 1/100 ガンダムアストレイ ターンレッド」としてガンプラ化
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの公式外伝マンガ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R』に登場するのが、この「ガンダムアストレイ ターンレッド」。
もともと長期シリーズとなっている公式外伝には、主役機である「ガンダムアストレイ レッドフレーム」というMSが存在しており、その「レッドフレーム」の赤と白を反転させたようなカラーリングのため「ターンレッド」と名付けられたんだとか。赤と白を基調としたMSですが、MS本体の7割ぐらいは赤に塗装されているため、かなり威圧的かつ挑戦的なデザインと言えるでしょう。
MSとしての「ガンダムアストレイ」シリーズは、「レッドフレーム」、「ブルーフレーム」、「ゴールドフレーム」、「グリーンフレーム」などがあり、さらにそのフレームごとに派生機体も多いのですが、数ある「ガンダムアストレイ」シリーズのなかでも、なかなかのインパクトのあるMSとなっていますね。