■バツイチとは聞いていたけど…





ここ数年、日本における平均初婚年齢は男性31.1歳、女性は29.4歳と変わっていない。かつては「晩婚化」と言われたが、今はむしろこの年齢が当たり前になっている。都市部に限れば、30代前半で結婚すれば早いと思うほどだ。





「でも早く結婚したほうが、お互いの過去がわかりやすくていいかもしれませんね」



 



そう言うのはエリさん(40歳)だ。2年前に知り合った同い年の男性の過去がかなり複雑で、結局、つきあい続けることができなかったという。





「若くして知り合えば恋愛関係の過去も少ない。でもお互いに38歳。それなりに恋愛もしてきているし、修羅場のひとつやふたつは味わってる。私は彼からバツイチだと聞いていたけど、子どもはいないとも聞いていたんです」





ところがつきあい始めてしばらくたち、彼の友だちに会うようになると、彼の子どもの話が出るようになり、エリさんは不信に思った。





「彼にどういうことなの、本当は結婚しているときに子どもがいたのと尋ねたら、結婚生活ではいなかった。だけど結婚前に子どもがいた、と。私の頭の中ははてなマークでいっぱいでした。つまり、彼は未婚で父となり認知した。その後、別の女性と結婚して、そこには子どもがいないということだったんです」





彼は、女性から見て「憎めないタイプ」。天真爛漫というか天衣無縫というか、とにかく悪気がないので、女性は呆れることはあっても憎まないのだという。しかもつきあっているときは、「私を本気で愛してくれている」と実感させるらしい。





「マメなんですよ。だからモテる」



 



確かに、こういう男性はモテるのだ。長続きするかどうかは別として。



 



 



■離婚の真相も知って…





エリさんは彼の離婚理由を知らずにつきあい始めたのだが、その後、それも知ることとなった。





「結婚しているときに浮気して、その浮気相手が自宅に乗り込んできて妻とバトルしたとか。そして最終的には妻に家を追い出され、彼女のところへ行こうとしたら彼女にも逃げられたということだったようです。『僕はふたりとも好きだったのに』と言う彼を見て、妻と彼女の気持ちがわかった気がしました。女性の懐にすっと入り込んでくるタイプなんですが、実際に受け入れたらムカつくタイプ(笑)」



 



そうは言いながらも結局、彼女も彼を許してしまうのだ。だが、こういう男は根本的には変わらない。



 



「つきあって半年もたたないうちに他の女性と親しげにLINEをしているのを見つけちゃったんですよね。いろいろな過去はあるし、つきあっていても誠実じゃないし。指摘すると『僕が好きなのはエリだけだ』と言うけど信頼できない。結局、アラフォーくらいになると、消化しきれない過去がある男もいるんだなと思って私から別れました」



 



まったく過去のない男もつまらない、かといって過去がありすぎるとすぐに裏切られそうで信用できない。アラフォーになると女性の相手を見る目も厳しくなっていくのかもしれない。


情報提供元: citrus
記事名:「 「バツイチとは聞いていたけれど…」妻に追い出され、彼女に捨てられた壮絶すぎる彼氏の恋愛事情