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まず、全体の数字は以下のとおり。
はい 54.2%
いいえ 45.8%
昨今、若い世代を中心とし、「現代人の恋愛離れ」が叫ばれるなか、まあこんなもんだろ……と想定できた、とくにサプライズもない報告だと言えよう。念のために(?)、世代別で「はい」と答えた人の割合を見てみれば、
20代 63.1%
30代 57.3%
40代 56.7%
50代 42.7%
……と、唯一20代のみが60%超えで、30代以降は加齢するほどにその比率が減っていく、見事なまでに凹凸のない右肩下がりの折れ線グラフを成している。先述した「昨今、若い世代を中心とし」との表現に誤りはないということだ。では、男女別で比べてみるとどうなるのか? 「はい」と答えた人の割合が、
男性 50.3%
女性 59.8%
……と、じつに女性は6割近くが「面倒くさい」と感じているという。これに関しては正直、『Lovers相談室』・恋愛アドバイザーの肩書きを持つワタクシ山田ゴメスからすると、少々「マジか!?」チックな印象があった。少なくとも20代〜30代前半の若い世代にかぎっては、「女性よりも男性のほうが恋愛に対して億劫さを感じている」と、てっきり思い込んでいたからである。
たとえば、ここ数ヶ月ほど行きつけにしている某喫茶店でアルバイトしている、おそらく20代半ばあたりと推測されるチョイギャル風な女子二人組(※一人はわりとゴメス好み)は、仕事中であるにもかかわらず「どっかいい男いないかな…」「もう別にイケメンとかどーでもいいし」「サラリーマンっぽい普通のヒトがいい」……みたいな恋バナに、まるでお客さまのごとく、キャッキャと花を咲かせている。恋愛アドバイザーとして公私にわたり若い女子の悩み相談を受けているときも、「早く落ち着きたい…」なんてセリフを頻繁に耳にする。たしかに、私が若い女子に「ボクと付き合ってみない?」などとジャブを打ってみたら(※ジャブではなく渾身のストレート?)、「今、恋愛はしたくないんです…」などとやんわりスウェーされるケースも多々あるが、それは一種の“方便”ってヤツだろう。
ただ、ここ数ヶ月ほど私が行きつけにしている某喫茶店のチョイギャル風な女子二人組や、恋愛アドバイザーとして悩み相談を受ける若い女子たちの会話を今一度、冷静に添削し直してみると……どうやら彼女らは「恋愛」というよりは、そこをすっ飛ばして「結婚」をしたがっているのではないか? そう解釈すれば、今回の「女性は6割近くが恋愛を面倒くさいと感じている」なる数字にも現実味が帯びてくる。なるほど、「ヤング女子の草食化」ってえのは、こういったかたちで顕在化してくるのか……と、ヘンな納得を促す、地味ではありながらもなかなかに秀逸なアンケート調査であった。不倫願望の強いオジサマたちにとっては凶報以外の何物でもないのだけれど……?