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コミックスの全世界累計発行部数が2億3000万部を超えているという推理マンガ『名探偵コナン』。マンガを原作としたアニメも人気の国民的作品ですが、劇中に登場する犯人たちの動機には、「しょうもなっ!」とツッコミたくなるような動機もちらほら……。
■「待った」機能のために殺人
長い歴史を誇る『名探偵コナン』シリーズのなかでも、動機がくだらないことで、とりわけ有名なのが「残された声なき証言」に登場する犯人です。なんと、「将棋ゲームを製作している時に、『待った』の機能をつけることを提案された」という理由で、人を殺してしまったというのです。
有名なシステムエンジニアが殺されたこの事件、犯人と被害者は古い将棋仲間で、「いつか名人を倒せるような将棋ソフトを作ろう」と、酒を酌み交わしながら夢を語り合っていたのだとか。
ですが時が経ち、将棋ソフトを作るとなった際に、被害者となった男から「待ったは何回がいいと思う?」と提案され、あの頃の夢を捨てたと思った犯人は、凶行に及んでしまったそうです。…しょうもなっ!
■元カレの髪型を巡って殺人
「弁護士妃英理の証言」は、格闘家の男の遺体がゴミ置き場で発見され、近くで美容室を営む元恋人の美容師が疑われたものの、その女性にはアリバイがあり……という事件が題材のお話。
結局は、コナン君によってアリバイ工作とトリックが見破られてしまい、美容師が犯人であることが判明。刑事に連行されていくのですが、この犯人の動機がすごかった…。
その動機は、「元カレの髪形を別の女の趣味に合わせたくなかったから」というもの。別れても元カレの髪を切っていた犯人としては、他の者には髪を切らせたくなかったものの、新しい恋人が望む髪形にすることは、耐えられなかったとのこと。…しょうもなっ!
■オタクの解釈違いで殺人
「ホームズフリーク殺人事件」は、オタク同士の「解釈違い」が殺人のきっかけになってしまったという驚きのストーリーです。
ホームズオタクであった犯人が犯行に及んだのは、被害者が『アイリーン・アドラーの嘲笑』という本を出していたため。犯人としては、ホームズが認めた唯一の女性であるアイリーンが、ホームズを嘲笑うなんて考えられなかったそう。
すべてが明らかになった後に、犯人は「許せなかったんだ、絶対に」と、涙ながらに動機を語りましたが……。…しょうもなっ!
今回紹介した3エピソード、どれをとっても「そんなことで人を殺すのかよ」と思ってしまいますよね…。