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今季、レディースファッションの流行色のひとつとして注目されている「フューシャピンク」。最近、この色を着た女性をよく見かけます。フューシャピンクとは、紫がかった鮮やかなピンク色のことで、メキシコや南米原産の観葉植物である「フューシャ」に由来しています。
こういった色はファッション感度の高い男性でないとなかなかコーディネートに取り入れにくいものですが、シンプル&ベーシックな商品が揃う「ユニクロ」のクルーネックTシャツに、このフューシャピンクの取り扱いがありました。
ユニクロで、しかもメンズで……フューシャピンクのアイテムが並んでいることに非常に驚いています。ユニクロではフューシャピンクのカラー名を「13RED」と表示しています。ブランドがつける色の名前と実際の色味は違うことがあります。フューシャピンクの場合も同様で、そのままだとどんな色なのか認知されにくいので、わかりやすい「RED」にしたのではないかと思います。
とはいえ、このアイテムを店頭で見かけても、男性は手にとることすらなさそう。どう料理してよいのかわからない、という方のほうが多いと思います。
人の心は色に反応します。今季、このフューシャピンクが流行しているので、この鮮やかな色の力を大いに借りて、周囲を「あっ!」と言わせましょう。コーディネートにフューシャピンクを取り入れて手軽にモテファッションを作れるレシピをお伝えします。
■“強い色”を着こなすには
コーディネートについて、画用紙を例に考えてみます。ほとんどの画用紙は真っ白ですよね。色や線が映える背景として白が選ばれているのです。そう考えると、フューシャピンクのTシャツに合わせるパンツは白が正解です。ですが、この上下半身のコントラストが強すぎます。派手なコーディネートになるので、さすがに大人の男性には抵抗があると思います。
そこで定番のブルージーンズ。いつものジーンズにネイビーのジャケットを合わせることで、フューシャピンクが落ち着いたブルーの上下半身のアクセントとして活きます。実際にネイビーとフューシャピンクを合わせてみると、クリエイティブなイメージのコーディネートになります。
ここで気をつけたいのが、全身に対するフューシャピンクの面積。派手な色の面積が大きければ大きいほど、クセがつよくなりますので、ジャケットを脱いではいけません。ジャケットを羽織ることで面積は10%程度になりますが、脱ぐとピンクの面積が全身の40%になり、派手な印象になってしまいます。
■ユニクロUはサイズ感に注意
今回ご紹介したTシャツは「ユニクロU」の商品。ユニクロUとは、2016年に発売が開始されたユニクロのコレクションです。“ベーシックな服に革新をもたらす”というテーマを標榜し、エルメスなど有名ブランドを手掛けたアーティスティックデザイナー、クリストフ・ルメール氏が率いるパリのデザインチームメンバーが監修を務めています。
ファッション好きにもファンが多く、機能とデザインを追求したアイテムとして注目されています。全商品取り扱いは全国でも62店舗しかなく、全都道府県にあるわけではありません。
ユニクロUのTシャツは、そのシルエットがほかのユニクロのアイテムと少し異なります。価格は1000円。やや丈が短く横幅があり、ショルダーも大きめな作りになっています。身長172センチ、体重65キロの普通体形の私で、Sサイズがちょうどよいです。それでも横幅が少し余るのですが、さらにサイズを下げてしまうと丈が短くなるのでSを選んでいます。
普段、Lサイズを選んでいる方はMサイズを。普段Mサイズの方はSサイズを。まずは試着をおすすめします。ひと味違うシルエットに、ちょっとした感動を覚えるはずです。1000円でフューシャピンクとデザイナーズブランドのエッセンスを取り入れたら、ファッション感度の高い男性に一歩前進です。